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【深夜の】お約束と契約って何が違うの?契約の分類を列挙【民法】

 

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みなさま、ごきげんよう

深夜のこっそり民法講座です

原稿があるからとりあえず投稿するという雑な民法カテゴリーも、いつの間にか第7回になりました

 

今日も元気にブラウザバック推奨です☆!

 

第4章 契約の成立

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今日は、そこらへんの日常生活でもそれなりに聞く

「契約」

というものがどういうものなのかお勉強する回です

 

 

4-α 契約

1 法律行為

意思表示を主要な要素とする法律要件のことを法律行為といいます。

意思表示とは、一定の法律効果の発生を欲する意思を外部に表現する行為をいいます。

単なる”意思”とは異なるので、例えば「私は東大に合格したいと思っています、という意思」を示しても、それは、法律上の意思表示ではありません。

 

一定の事実の存在たる法律要件を満たすとき、法律効果(権利の発生、変更、消滅)が生じます。法律要件には、法律行為、準法律行為、事件があります。

そして、法律行為には、単独行為、契約、合同行為があります。これは意思表示の結合の仕方によって分類したものです。

 

(1) 契約

 2つ以上の意思表示の合致で成立する法律行為

 

(2) 単独行為

 単一の意思表示により構成される法律行為

 取消し、解除、遺言など

 

(3) 合同行為

 同一目的に向けられた2つ以上の意思表示の合致によって成立する法律行為

 法人の設立など

 

 

2 準法律行為

 意思表示を要素としない行為に法が一定の効果を付与するものをいいます。

 

(1) 意思の通知

 法律効果の発生を内容としない意思の発表のこと

 催告(20条)など

 

※ 催告は、取り消すのか否か明確にせよ、という意思を通知するものです。何らかの効果の発生を意欲してするものではなく、明確にして欲しいという思いを伝えているだけなんですね。したがって、意思表示ではありません。

 

(2) 観念の通知

 事実の通知をすること

 債権譲渡通知(467条)、代理権授与の表示(109条)など

 

 

3 契約

法的な強制力を持った約束が、契約です。

 

「お約束」と「契約」の違いってなんですか?

単なる一般的な用語で使う「約束」は、道徳的に守るよう主張できるだけであるが、「契約」は、法的に守らせることができるという点で両者は異なります。

 

(1) 要件

契約は、意思表示(申込みと承諾)の合致によって成立します。

※ ただし、意思表示の合致だけでなく、それに加えて、物の引き渡しをすることも要件とする契約(要物契約)もあります

 

成立した契約には、私的自治の原則を根拠に、法的拘束力が生じます。

民法の想定する当事者は、打算的で合理的な経済人です。これらの者が納得して成立させたのであるから、その契約は法的に拘束してもよい程の内容を有しているといってよいのです。

 

(2) 典型契約、非典型契約

典型契約…有名契約。民法で定められている契約。

 

非典型契約…無名契約。典型契約以外の契約。

 

 

(3) 双務契約、片務契約

双務契約…当事者が互いに対価的な意味を有する債務を負担する契約。対価性の判断は、当事者の主観で決せられる。(売買契約、賃貸借契約など)

 

片務契約…一方当事者のみが債務を負う契約。もしくは、互いに債務を負担するが、対価的な意味を有しない契約。(贈与契約、消費貸借契約など)

 

※ 双務契約には、同時履行の抗弁(533条)、危険負担(534条~)の適用があります

 

(4) 有償契約、無償契約

有償契約…当事者が互いに対価的な意味を有する経済的負担をする契約

 

無償契約…有償契約以外の契約。

 

※ 有償契約には、売買担保責任(561条~)の適用があります。

 

※ 債務があるか否かに着目したのが、双務契約です。

それに対して、経済的な負担があるか否かに着目したのが、有償契約です。

 

 

消費貸借契約について

※ 消費貸借契約は、片務契約です(消費貸借契約は要物契約であり、貸主の貸す債務が既に完了しているため、対価的意義を有する債務がないため)

 

その上で経済的負担に着目すると、

無利息である場合

無償契約になる

(貸主は貸している間目的物を使用できないという経済的負担がある。しかし、借主は目的物を返還するのみでプラスマイナスゼロであるため経済的負担がない。)

 

利息付である場合

有償契約になる

(上述同様、貸主に経済的負担がある。さらに、借主にも利息の支払という経済的負担がある。)

 

したがって、利息付の消費貸借契約は、片務契約かつ有償契約ということになります。

 

 

(5) 諾成契約、要物契約

諾成契約…当事者の意思表示の合致のみで成立する契約

要物契約…当事者の意思表示の合致に加えて、物の引き渡しがあってはじめて成立する契約

 

※【例】使用貸借契約(593条)、消費貸借契約(587条)、寄託契約(657条)、代物弁済契約(482条)、質権設定契約(342、344条)、手付契約(557条)

「受け取ることによって」「給付をしたときは」「引き渡すことによって」という条文の表記から要物契約であることがうかがえます。

 

 

 

今回は、ここまで

お疲れ様でした

 

▼次回からやっと民法っぽいやつに入ります

93~96条周辺のアレです

 

 

 ( ◠‿◠ )☛

おわり