#旅散らかし

旅系雑記ブログ。全国津々浦々、旅散らかしております。

佐渡島庸平「WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE」はネット上でコンテンツを作る人の必読書/現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ

 

佐渡島庸平さんの『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE.』を読みました。

 

直訳すると「我々は孤独である、だが一人ではない」というタイトルですけれども、今まさにコミュニティを形づくる時代に突入している真っただ中です。

 

コミュニティの時代において、コンテンツをどうやってつくったらいいのか、そのコンテンツをどうやって届けたらいいのか、そういったことを考えるのに役立つ知見がつまった本です。

 

アフィリエイターやブロガーなど、時代の流れに対する感度の高さが求められる仕事をしている人は、読むべき1冊です。

 

ネット上でコンテンツを作っている人は読むべき1冊

ブログやサイトのつくり方が書かれているわけではまったく無いのですが、根本的に、現代ではなにが求めてられているのかを掴むことは、生産活動をしているすべての人に必要な視点であることは間違いないはずです。

 

コミュニティ化を意識しているブロガーはもちろんですが、それだけではなく、ただ単にブロガーとして良いコンテンツを生み出したいと思っている人も、共有しておくべき視点が多く含まれています。

 

スマホ普及による価値観の変化とそれによる影響が詳細に書かれている

  • 仕事をするのは当たり前か?
  • インターネットによる、なめらかな社会
  • マジョリティの孤独
  • どんなふうに死ぬのか
  • 参加を生み出す仕組み
  • わからないものこそがコミュニティを面白くする
  • 誰もが作り手の時代 求めるものはモノではなく心の満足
  • 熱狂を生み出しても良いのか?
  • そもそも熱狂とは何か?
  • 自分の物語を何度も語る

目次は、全部で4章立てになっており、その中にいくつかの小見出しがあります。上記で抜粋したのは、小見出しの部分です。

 

目次を見ても、気になるものが多いですよね。コミュニティ化が進む1番の要因である、現代人が抱えた孤独について書かれた第1章。

 

誰もが全く疑問すら持たないほどに、これまで当たり前とされてきた考え方が、当たり前ではなくなってきている現代、「仕事をするのは当たり前か?」という問いから、冷静に社会を見つめます。

インターネットは、個に力を与えて、自由にするところがすごいのです。自分がどんな人間なのか理解して、それを世に発信していく。

 

それを正確に、繰り返しできた人は、いい人、いいコミュニティとつながって、成長していける。すごくシンプルな時代がやってきていて、自分を正しく理解することが、今まで以上に求められている

 

インターネット、そしてSNSの普及による変化によってどんな時代がやってきているのかを捉えて、今後どのように行動していくべきかを考える良いきっかけになる本です。

 

この本は、好きでつながるコミュニティについて書かれた最良の入門書だといえます。

 

コミュニテイとは居場所である

本の内容について少しだけ触れてみます。

多くの人が抱えているのは、情報が欲しいという欲望ではない。関係性を築きたいという欲望だ。

 

複数の関係性を築くことができると、そこを自分の居場所と感じることができる。

 

SNSによって今までマイノリティとされてきた人々同士が出会うきっかけが圧倒的に多くなり、そういった人たちがつながるようになりました。

 

少数派ということで自分の本音を隠していた人たちがもう黙っていない時代、ないものとされてきた価値観が表に出てきて、これまでの"当たり前"が揺らいでいます。

 

大衆の価値観が細かく分かれていった結果、心のよりどころをどこに置けばよいのか、迷子になる人が増えました。「みんな居場所がない。」著者はそう表現しています。

 

所感

コミュニティの時代であることは知識として知っていても、具体的にどういうことなのかはあまり理解できていませんでした。

 

自分はコミュニティ運営等はしていないですけれど、時代の流れをつかんだり、少しでも今の流れが分かれば、サイトづくりに活かせるのではないかと思ってこの本を読みました。

 

従来の地域コミュニティ系の古い本はそれなりにあっても、現代版のコミュニティについて端的に説明している本は、今のところほぼありません。新しいコミュニティについての知見がぎゅっとまとまった1冊です。

 

生産活動をしている全ての人が一読すべき本です。