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職業、流浪の民。

『自分を仕事にする生き方|はあちゅう』の書評レビュー

 

はあちゅうさんの『自分を仕事にする生き方』を読みました。私はこういった類の "自己啓発系" とか "ビジネス書" とか基本的に全部嫌い(笑)なんですが、はあちゅうさんは好きなので、読んでみました。

 

劣等感や自己嫌悪を抱えたまま毎日を悶々と過ごしている人が、今後の働き方を考え直す良い一冊になると思います。

 

 

前書きはよくあるコピーライティング

前書き「はじめに」の部分から読み始めたのですが、ばっちりコピーライティング!って感じて若干萎えました(笑)

 

立ち読みでこの部分を読んでもらって、そのまま買ってもらおうっていう感じですかね、うん。前書き部分はこんな感じの構成になってました。書き方の勉強になる。

 

  1. 読者の不安に寄り添う
  2. あなたのための本です
  3. これはこんな内容の本です
  4. 未来を見せる(読み終わった後どうなれるか)

 

目次・見出し部分を一部抜粋

本のタイトルが「自分を仕事にする生き方」とかいって、モロに自己啓発ど真ん中の言葉感ですから、どうなのかなーと思ってましたが、自己啓発本の中では現実に根ざしているタイプだと思います。

 

それはおそらく、内容がしっかりと著者の経験に基づいて書かれているからだと考えられます。

 

  • 「主婦」を仕事にする人がいてもいいと思う
  • 好きなことは得意なことじゃなくていい
  • 仕事の先には自分が理想とする世界がある
  • 自分を発信する時に「誰かのウケ」を狙わない
  • 才能がなければ行動を早くする
  • 目の前の仕事は、仕事なのか、作業なのか。無駄なのか、手間なのか。
  • 奇跡をあてにしないで現実を地道に変えていく

 

通常、自己啓発本は他の自己啓発本の内容をキュレーションして焼き回しているだけだったりするので薄っぺらいんですけど、経験から紡がれる文章の場合はそれと違って、説得力ありますよね。

 

自分を人前にさらけ出す

自分をお金に変えるときは、 ”自分を人前にさらけ出す”ことが必要だと、著者は述べています。これは私もよく指導されることがあるんですが…実際やろうとすると、すごく難しいんですよね。

 

生身でぶつかるからこそ、発信に熱がこもりますし、説得力が生まれます。発信の内容も重要ですが、内容よりも遥かに重要なのは「誰が」発信しているか、だと私は思っています。

 

著者の言う、自分をさらけ出すことというのは、発信の持つ信用力にかかわることだと私は捉えてますので、仰る通り重要なことだと思います。

 

発信者は、読者の「あなたは誰なの?」にきちんと答えなくてはいけません。

 

誰しも何かしらのコンプレックスにまみれているはずです。このご時世、さらけ出した方が上手く生きられると思います。でも、隠しちゃうんだよなぁ…これが(自戒)

 

テクニックよりも大切なこと 

テクニックというのは人の数だけ存在するし、結局は、成功者がやったことの後追いです。

 

必ずしもそれが自分にとっての正解とは限りません。むしろショートカットしてたどり着いたテクニックは自分が考える機会を奪ってしまうようにも思います。 

 

これまでは、一般人が情報の受け手側、メディア(もしくは芸能人など力のある個人)が情報の送り手側として固定されていました。

 

しかし、ブログ、SNS、ラジオなどなど、ネットの発達・浸透によって、情報発信は何の力ももたない一般人でもできるようになりました。

 

何ももっていない一般の人が発信をしていく上で、 どうしたら多くの人に自分の意見を届けることができるのか考えたときに、ついつい「テクニック」を追いかけてしまいがちになるところがあります。

 

そもそも、日本人はテクニック系の話が好きな面があると思うのですよ。「仕事術」「時短術」みたいな本、なぜか永遠に売れ続けてません?(笑)

 

そういう系の本を買ってる人に限って、空いた時間をスマホアプリゲームに吸い取られてたりするような気がいたしますが、それはさておきまして。

 

テクニックは人それぞれだから、それを追いかけるのではなく、自分の頭を使って自分だけの方法を見つけないといけないよということです。

 

最初からテクニックに頼らずに、自分で一から試行錯誤していくと、注目されるのに時間はかかるかもしれないけれど、それだけ、自分の発信を深く受け止めてくれる純度の高いフォロワーと共に、他の人には真似できない自分だけの方法論が見つかるはずです。

 

その人はそのやり方で成功したのかもしれないけど、あなたがそのやり方で成功するとは限らない、っていう忘れがちな、でも当たり前のことを教えてくれます。 

 

頭では分かっていたものの、私がこれを腹に落として理解できたのは、大人になった後です。同じテキストを同じ時間勉強しても、吸収できる量が人より少ないことに悩んでいた時期がありますが、当時は何故かが分からなかったんです。

 

何でみんなと同じように努力してるのに私だけ結果が出ないんだ、脳がバグってるんじゃないか、って脳神経外科へ行こうとするまで当時は追い詰められてました(笑)今は笑い話。

 

当たり前なんですけど、自分が成功できるやり方・・・・・・・・・・・を自分で見つけないといけないんですよね。勉強に限らず、ビジネスでも。

巷にあふれているのは、他人が成功したやり方・・・・・・・・・・にすぎません。

 

可もなく不可もなく、そんな意見は「だから何?」

予防線をはりまくって全方位に配慮したような意見…倫理的に正しかったとしても「だから何?」以外のなんの感想も湧いてこない。

 

身を切らない意見、批判を恐れて誰でも言いそうなことを丸く言っている人を見ると、そうやってせいぜい周りと衝突しないことを目的に生きてくださいね、と…

安全圏であたりさわりのないことを言う人の言葉に、誰かの人生を変えるだけの重みがあるとは思いません。

 

これは、かなり重みがあります。はあちゅうさんは、大炎上を何度も経験しながらも、発言し続けている人物です。

 

donguri.fmで語っていた炎上の話はかなり勉強になったので、気になる方は聴いてみてください。

264 はあちゅうさんと語る「炎上って何だっけ?」 by donguri.fm | Donguri Fm | Free Listening on SoundCloud

 

発信に取り組んでいる人は、読んでみるとためになるんじゃないかなと思いましたとさ。

 

 

おしまい。