紀州東照宮は、徳川家康を祀った神社で関西の日光とも呼ばれる豪華なつくりになっています。特に有名なのは煩悩階段とも呼ばれる「侍坂」。楼門に向かって108段の階段がそびえ立っています。楼門から眺める和歌浦湾の景色は素晴らしいです。
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紀州東照宮の御朱印と御朱印帳
▲紀州東照宮の御朱印。300円。
▲紀州東照宮のオリジナル御朱印帳。黒と赤の2種類で葵紋が大きくデザインされている。
和歌山の御朱印めぐりの期間キャンペーンで頒布される高野細川紙の限定御朱印
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高野細川紙に書かれた書置きの御朱印が期間限定で頒布されることがあります。紀北10社寺御朱印巡りとか、きのかわ六社寺四季巡りとか、、そういったキャンペーンの間のみ頒布されるそうです。
▲御朱印は今回、拝殿近くの社務所でもらいましたが、場合によっては階段の下にある東照宮会館で頒布していることもあるようです。
煩悩を振り払う階段「侍坂」108段を登る
さて、紀州東照宮といえば煩悩階段「侍坂」です。これを登ることで煩悩が消えていく…ということなのですが、確かに息も絶え絶えになり、余計なことが考えられなくなるので、物理的に煩悩を消す階段になっておりました。
階段の下に賽銭箱があるのは、体が悪くて階段が登れない人でも参拝ができるように配慮されているからです。なるほど。
▲遠くに望む和歌浦湾。
この「侍坂」、登っている途中で振り返るとかなり恐怖を感じるので、前だけを見て無心で登ることをおすすめします。また自然豊かですから、虫が飛んでて当たってきたりします。びっくりして弾みで滑ったりしないように、十分注意してください。
▲楼門。
楼門の豪華絢爛な彫刻を見ると「関西の日光」と言われるのにも納得です。彩色の派手さは日光東照宮そっくりです。
▲多くの歌人に"持ち帰りたい風景"と詠まれてきた和歌の浦の景色。
▲階段が厳しい人向けに「ユルイ坂」も用意されていました。ゆるいといってもそれなりの散策コースになってました。下りは怖いので、こちらから帰りました。
紀州東照宮の由緒/徳川家康を祀る!日光東照宮になぞらえて「関西の日光」
「権現さま」と呼ばれて親しまれている紀州東照宮は、東照大権現(神格化された徳川家康)と南龍大神(神格化された徳川頼宣)が祀られています。徳川頼宣は紀州藩の基礎を築いた、初代藩主です。
▲煩悩階段に至る石畳には、徳川家に奉納された石灯篭が並ぶ。
楼門から拝殿の敷地までは無料で入ることができますが、社殿の中へ入るには有料です。大人500円ですが、和歌山バスの1日フリー乗車券を持っている人はクーポン券利用で400円になります。
▲和歌山バス1日フリー乗車券
紀州東照宮のアクセス
JR「和歌山駅」もしくは南海電鉄「和歌山市駅」から、和歌山バス(新和歌浦行き)で乗車25分。「権現前」停で下車すぐ。有料駐車場もあります。
隣には和歌浦天満宮、少し歩いたところに玉津島神社があるので一緒に参拝し、和歌の浦散策を楽しみましょう。