群馬県みどり市「わたらせ渓谷鐡道(通称「わ鐡」)」は、春の行楽シーズンに人気のローカル列車です。群馬県の桐生駅から栃木県日光の間藤駅までを結び、渡良瀬川に沿って山間を蛇行しつつ、全長44.1kmをのんびりと進むレトロな列車です。ハイシーズンには窓のないトロッコ号が走ることもあります。
神戸駅の花桃は撮影必須の絶景ポイント!
わ鐡の途中駅「神戸(ごうど)駅」では、ピンク色が美しい花桃がホームの内外に咲き乱れ、絶景を楽しめます。わたらせ渓谷鉄道の中でもメインといってもよい場所です。「桃源郷」と表現されることも多く、美しい景色に癒されること間違いなしです。
神戸駅のホームに降りると、ホームからそのまま水色の鉄橋に上がれるようになっています。こちらの橋の上から、眼下に広がる花桃や山景色を楽しむことができます。絶景の撮影スポットです。
大間々駅の鱍瀧橋で渡良瀬川と渓谷の景色を堪能
わたらせ渓谷鐡道の「大間々駅」では、鱍瀧橋(はねたき橋)から渓谷の景色が堪能できます。大間々駅に向かって左手方向に進むと、白い三角の橋があります。山の形をイメージした「A型ラーメン橋」という珍しい形式の橋です。
はねたき橋の下を流れる川は「渡良瀬川」です。そして広がる「高津戸峡」は、特に紅葉が有名です。山沿いに遊歩道の整備もされています。
はねたき橋の近くには「高津戸ダム」もあり、橋の上からも見学できます。高津戸ダムの管理事務所ではダムカードも配布しています(平日のみ)。
はねたき橋の手前には「はね瀧道了尊」があり、天狗さまが祀られています。「どうりゅうさん」と呼ばれ、地元で信仰を集めていました。
元々「はね瀧道了尊」はもっと上流に位置しており、参道には茶屋が立ち並んで賑わっていたのですが、昭和22年の台風で濁流に呑まれ流されてしまったそうです。その後も細々と信仰されてきましたが、地元の強い要望があり、平成15年に現在の場所に移転しました。
山を駆け巡る天狗さまのような健脚でいられるように、足腰丈夫を願う大下駄も見どころです。大下駄を触って、足腰の丈夫をお祈りします。
わ鐡の鉄印も販売中
わたらせ渓谷鐡道では、鉄印の販売もしています。普段は無人駅も多いので、ご希望の方は大間々駅で購入されることをおすすめします。専用の鉄印帳に記載いただく鉄印と、デジタルの鉄印があります。
わたらせ渓谷鐡道の基本情報・アクセス
- 群馬県みどり市大間々町大間々1375番地(大間々駅)
- 公式HP:わたらせ渓谷鐡道株式会社
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