#旅散らかし

ひとり旅の紀行文。

蕾ほころぶ梅めぐり散歩、のどかな春の世田谷観梅名所を歩く

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 2月半ば、梅が咲き始めた世田谷を散歩する。世田谷の羽根木公園では「せたがや梅まつり」が絶賛開催中(平成31年2月9日~3月3日まで)であり、観梅の人々でにぎやかだった。

 

 梅をめぐるだけではなく、近隣のお店にも立ち寄る梅めぐりコースを計画。可愛らしい花を眺めつつ、甘いスイーツを食べれば、お洒落な1日が完成する。

 小田急線・世田谷代田駅から散歩をスタート。曇天なのが少しもったいない。

白鬚シュークリーム、トトロしか作らない白鬚のおじさまの工房は大人気スイーツ店

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(左)ストロベリークリーム(510円/持ち帰りの場合)。和歌山県産「さちのか苺」を使用した苺クリーム。ほんのり酸味があり、素材の味をしっかり感じられる。(右)アップルシナモンティー(650円)。シナモンを挿して、かき混ぜて飲む。

 

 世田谷代田駅から徒歩3分、「白鬚シュークリーム工房」はトトロの形をしたシュークリームだけを販売しているお店。この形は大量生産が難しく、1日にそんなに多くの数を作れないので、持ち帰り予定の人は事前予約必須。

 店内で食べる場合は、パスタセットなどの軽食もある。開店30分後に行ったにもかかわらず、店内はほぼ満席。しかもカップルだらけであった。偶然、奥の個室が別の方の予約の時間まで空いていたので通してもらえた。 

 シュークリームは見た目が可愛いだけでなく、中のクリームもしっかり美味しい。素材の味を大切にしているという触れ込み通り、ストロベリークリームは余計な甘ったるさはなく、さっぱりとしていて食べやすかった。

 

羽根木公園「せたがや梅まつり」小高い丘をのどかに散歩/都内屈指の観梅名所を行く

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 羽根木公園で毎年行われるせたがや梅まつりは、今年で第42回目。1978年から続くこちらの催し物には、地元の人だけではなく、遠方からも観梅客が訪れる。公園全体が小高い丘になっていて、至る所に梅の木が植えられている。

 紅梅だけでなく、薄紅梅、白梅、黄梅など様々な色の梅が咲き誇っているのも、お楽しみポイントだ。公園内に植えられた梅の数は、合計650本を超える。羽根木公園は都内屈指の観梅名所となっている。

 

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 せたがや梅まつりの期間中に出ている売店では、梅を使ったお菓子やお土産の販売がある。一番人気は、甘露煮の梅が丸ごと1個入った梅大福(160円)。他にも、梅ようかんや梅ジャム等々、梅好きには気になる商品が並ぶ。土日祝中心に、甘酒やフランクフルトといった軽食販売もあるので、午前中から観梅し、梅を見ながらここで軽食を取っても良さそうだ。

 

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(左)梅大福(160円)。柔らかめでモチモチのお餅と甘酸っぱい梅は相性抜群。梅土産の中では一番人気。中の餡は白あん。(中)梅ようかん(600円/紅白あり)の試食。梅果肉が練り込まれていて、口に入れるとほんのり酸味がある。少し駄菓子っぽい風味もあった。(右)梅ザラメかりんとう(380円)。仄かに酸っぱいくらいで、梅の風味はそれほどでもなかった。ザラメの甘さの方が強い。

 

ホットケーキパーラー フルフルで名物フルーツサンド、断面が美しく見た目も華やか/梅ヶ丘店

 「Fru-Full(フルフル)」梅ヶ丘店は、羽根木公園の南西入口を出てすぐの場所にある。銅板で焼き上げた昔ながらのホットケーキも有名だが、ここのフルーツサンドも捨てがたい。断面が美しいので華やかな見た目を楽しめるし、フルーツの甘みを潰さない程度に調節されているさっぱりとしたクリームが、珈琲や紅茶とも合う。

 

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 ふわふわのパンに、育ちの良さそうなフルーツが綺麗に収まっている。マンゴー・キウイ・イチゴ・バナナ。店内は非常にこぢんまりとしていて、すぐに満席になる。特にティータイムの時間帯は空いていないこともしばしば。世田谷マダムたちの憩いの場となっている模様。次回はぜひホットケーキを頂きたい。

 

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(上)フルーツサンド(700円)と紅茶(300円)。

 

太子堂八幡神社

 お店を後にして、太子堂八幡神社に向かう。この神社は、カラフルな御朱印を頒布していることで、御朱印クラスタに人気の神社らしい。天気も良いことだし、少し歩いてみることにする。道中には代田八幡神社もあったが、人は誰もいない。

 世田谷の住宅街は、本当に静かで穏やかだ。こういう場所で親に大切にされて育った子供はきっと、穢れのない大人になれるのだろう。そんなことを考えながら、ひた歩く。

 

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(上)太子堂八幡神社の御朱印(600円)。非常にカラフル。御朱印用のテントが張られており、高校生か大学生位の男子が丁寧に記帳を担当していた。

 

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(上)世田谷線・西太子堂駅。

 

 西太子堂駅から世田谷線に乗る。世田谷線に乗るのは、高校1年だった16歳以来。バイトの研修でなぜか三軒茶屋まで来させられたときに利用したのが最初で最後だった。上町駅で降りると、目の前に高級スーパー。そして外壁がおしゃれな建物、何かと思えば公立小学校だった。世田谷の財力に恐れおののきながら、到着したのは東京農業大学。

 

農大「食と農の博物館」は無料で見学できる/作物・植物・畜産・酒づくりの歴史

 農大には「食と農の博物館」があり、一般人でも無料で見学できる。特に日本酒の展示が面白そうだったので訪ねてみた。

 

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(右)珍しい酒器も展示されている。

 

 農業大学とあって、作物や畜産に関連する解説がたくさんある。1階には農耕に使用する重機、豚とイノシシの関係を考察したものやニワトリのはく製が大量にあった。奥には農大の卒業生が杜氏だったり蔵元だったりするお酒が、所狭しと展示されている。目の前に展開される不思議な空間に少し引きつつ、熱帯植物園の見学もしてみる。扉を開くと、温暖で湿気を含んだ空気が顔に直撃した。訳の分からない謎の植物による楽園がそこにはあった。

 

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(左)ラフレシアの模型。植物園の中でも、異様な存在感を放っていた。模型でよかった。

 

 ニワトリのはく製の写真は、ちょっと気持ち悪く見える方もいらっしゃるだろうと思い、掲載を控えた。畜産動物、農耕機、熱帯植物等々、ノーマルに生活する中ではあまり出会わない存在に触れると、脳みそに少し刺激を与えられる…気がする。割と全体的にグロテスクなものも多かったので、ドキっとすることも多かったが、無料ながら結構楽しめたと思う。お土産を買って、そのまま小田急線で帰った。

 

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(左)農大グッズ。ボールペンとシャーペン。(右)農大の食品加工センターが作っているカムカムドリンク。果汁の味が濃く、酸っぱさもあり美味しかった。お土産にぜひおすすめ。