名古屋の”ゲストハウス兼喫茶店”「西アサヒ」をご紹介します。先日、名古屋旅をした際、1日目に宿泊してきました。店員さんたちの愛想もすごく良くて、また泊まりたいと思っているゲストハウスの一つです。
1階が喫茶店、2階がゲストハウス(民泊)になっていて、「ゲストハウス兼喫茶店」という珍しいお店なのです。宿泊ドミトリーはかなり綺麗ですし、洗面所やトイレなども清潔に保たれています。
1階の喫茶店で食べられるタマゴサンドはとても有名で、テイクアウトしたい!との声も多いです。きたなしゅらんでも紹介されたことがあって、喫茶店の内装もおしゃれですし、ぜひとも名古屋へ行った際には立ち寄るべき喫茶店です。
目次
喫茶店。民宿。「西アサヒ」名古屋|円頓寺商店街の喫茶店兼民泊!国際色が豊かなゲストハウス
▲ 西アサヒの外観
「西アサヒ」は円頓寺商店街の中にあります。円頓寺商店街には「円頓寺」「金比羅神社」などの見どころがあります。さらに、名古屋城もそれなりに近いです。商店街の並びには、おしゃれな喫茶店やパン屋さんもありました。
▲ 円頓寺商店街はレトロな雰囲気が漂う
名古屋城をぶらぶら観光してきた私は、疲れていたので早めにチェックインをすることに。予約は前日にしてきました。宿泊票を記入し、クレジットカードで会計を済ませる。
- チェックイン:3:00pm~10:00pm
- チェックアウト:~11:00am
店内に入ると、レトロでおしゃれな空間が迎えてくれます。1階は喫茶店になっていて、内装は隅々までこだわりが見られます。
ゲストハウスに宿泊しなくても、普通に喫茶店だけ利用することももちろん可能です。珈琲はテイクアウトできます。タマゴサンドや鯖サンドなど、特徴的なサンドイッチがメニューに並びます。
西アサヒ1階、喫茶店の使い心地が素晴らしい…!コンセントは至る所に。夜は音楽オフ会が開かれることもある
1階、喫茶店内観はこちらです。昔の病院の待合室みたいな革のソファー大好きなのですよね。レトロ風味満載です。奥の上方にはテレビがついてます。コンセントはほとんど全ての座席に完備。ソファーの背もたれ付近の壁についてるやつがそうです。
私が宿泊した日は、夜に音楽オフ会みたいなやつが開かれていました。奥の方の席に8~10人くらいの人が、思い思いの楽器を片手に音楽を奏でながら、しっぽりしていらっしゃいました。喫茶店自体は通常営業していて、他のお客さんは音楽を聴いている人もいるし、聴いてないでおしゃべりに夢中な人もいたし、かなり各々が自由に、そして勝手に、良いひとときを過ごしていました。そういう”勝手な”雰囲気、とても好きでした。
▲ 翌日の朝はここでブログを書いた
店内は完全禁煙(喫茶店もゲストハウスも)ですが、中庭で吸うことができます。
「西アサヒ」ゲストハウス宿泊者のウェルカムドリンク
ゲストハウス宿泊者には、ウェルカムドリンクチケットが配られます。利用の時間に制限があるので、チェックインした当日に利用するのが良さそうです。ソフトドリンクはもちろん、ビール、ワインなどのアルコールも無料で頂くことができます。
(左) ウェルカムドリンクのアップルジュース。(右)ドリンクチケット。
1階は喫茶店、2階は民宿です。ドリンクを頂いたら、宿泊場所の2階へ向かいましょう。こんな感じのおしゃれな、そしてちょっとわくわくする階段を登っていきます。
(左)「西アサヒ」2階の民宿へお邪魔する。(右)靴はここで脱ぐ。写真左は下駄箱。空いているところに適当に押し込む。
▲自由にパソコンを利用したり、くつろいだりできるリビングスペース。
とりあえずチェックインしたら、2階のリビングスペースでブログを書きました。ちなみに、1階の喫茶店でも席が空いていたらパソコン作業することもできます。喫茶店は、ほぼ全部の席にコンセントついてます。テーブルに座って作業することもできますし、奥の方にはソファーがあって、ゆったりだらーっとしながら作業することもできます。
机の上には、よくある「来たよ」ノートの超国際版が置いてありました。英語かと思いきや、よくみると様々な言語が入り混じっていて(読めない)グローバルさを感じられます(適当)
▲ びっしり書きこまれたメッセージ
「西アサヒ」には無料Wi-Fiがバリバリに飛んでるから安心
1階の喫茶店にも、2階のゲストハウスにも、Wi-Fiがバリバリに飛んでいます。私みたいなブログを書く人にとっては、非常にありがたいです。西アサヒ利用者は、自由に使うことができます。1泊してみて、電波が届きにくいと感じたことはありませんでした。超サクサク。ドミトリー内にも、しっかり電波が行き届いていました。
▲ 貴重品ロッカーもある!パソコンも入る大判サイズ。14インチのパソコンでこの余裕
リビングスペースには、鍵付き貴重品ロッカーがあります。サイズはこのように大きく、私の14インチのパソコンもラクラク入れておくことができます。ロッカーの個数もたくさんあるので、満杯で埋まってしまって使えないということもないでしょう。
リビングスペースには、水やお菓子の販売もあります。小銭を自分で貯金箱へ入れる形式。シェアハウス感がありますね。キッチンや冷蔵庫がありますので、自炊もできます。 実際、1泊2日程度の旅行で自炊は逆にめんどくさいですが、外国人の長期滞在観光客の方等には、ありがたいのではないでしょうか。
▲ オフィスグリコは今やゲストハウスにもあるんですね
▲ 自由に使えるキッチン。冷蔵庫もあるよ。
西アサヒの設備はすごく清潔に保たれてる印象。ゲストハウス内の備品や設備は基本的にすべて綺麗です。清潔に保たれていました。外国の方が多いゲストハウスは、清潔さが犠牲になっていることも多いですが、西アサヒはそんなことはありませんでした。キッチンのシンクも綺麗に掃除されていましたし、自分がちょっと前に住んでいた社員寮の共同キッチンより遥かに清潔でした。
また、生活用品のレンタルや販売もあります。
- レンタルタオル大:¥100
- レンタルタオル:¥50
- 歯ブラシ:¥50
- 洗濯機:¥200
- 乾燥機:¥100/30min
- レンタサイクル:¥100/1h、¥500/5h more
西アサヒではこのように物品の提供もあります。タオルや歯ブラシをうっかり忘れても貸出、販売があるので安心ですね。数日間宿泊する人のために、洗濯機+乾燥機ももちろん完備されています。
今回は1泊しかしなかったので、洗濯機と乾燥機のお世話にはなりませんでしたが、かつて7泊8日くらいの旅人ごっこをしたときには、そのありがたさが身に染みました。ただし、一つしかないですし、利用時間に制限がある(夜中はダメ)ので、利用したい場合は、早めに使っちゃわないと色々とめんどくさそうではあります。
男女共用ドミトリーは居心地が良し
ドミトリーっていうのは、いわゆるカプセルホテルみたいな感じで、大人が寝転がってちょこっと余裕があるくらいの空間が与えられる宿泊形態です。収容してる感じが、囚人っぽくて(笑)なかなか喰わず嫌いの方も多いようですが、中は思いの外、快適なのです。
▲ ドミトリーは2階建て。まるで秘密基地。
子供の頃、押し入れに入るの好きだった人は絶対好きだと思うドミトリー。押し入れの上の段を、大人が寝る用にカスタマイズした感じです。しかも、2階の人は可愛らしいはしごを使って昇ります。これがまた、たまりませんな。
小学生の頃、知らないマンションの1階と地面の間にある隙間に侵入して悦んだりしていた時代を思い出します。隣のドミトリーとは、しっかり壁で仕切られていて、プライベートが保たれています。迷惑な人がいればうるさいかもしれませんが、今回はそういう人もおらず、とても快眠でした。
ドミトリーの中はこんな風になっています。写真の撮り方が下手なのかもしれませんが、実際にはもっと広いです。淡いブックライトとスマホやちょっとしたものが置けるくらいのミニカウンター付き。電源もあって、コンセントは2つ、挿すところがあります。
ちなみに、トランクは先程のリビングスペースのちょっとした窪みに置くか、ドミトリー内に置いても良いと言われました。ここのゲストハウスは、トランク用の盗難防止チェーンの貸出は無いので、機内持込が出来る位の小さなトランクならば、できればドミトリー内に置いておく方が安心です。私もそうしてました。
▲ドミトリーの上段からのぞいた様子。
寝ぼけてたら余裕で落っこちそうです。はしごは垂直についているので若干上りづらいですが、それも楽しかったりします。嗚呼、秘密基地。
▲大広間は日本風な雰囲気で、外国人に喜ばれそうな「Japanese Room」。
団体で宿泊するときに一部屋丸ごと利用したり、もしくは共同で利用したりする部屋です。鎧兜がありまして、外国人ウケしそうな部屋ですよね。畳のいい匂いがしました。
洗面所は、3つついていました。3つもあれば、さすがにある程度回転するでしょうから、安心ですね。ティッシュ、ハンドソープ等、しっかり完備されていて、すごく清潔でした。
▲洗面所は3つあるので、ある程度の混雑には耐えられる。
洗面所が1つとかしかない場合、トラブルの元だったりもします。男女共用のゲストハウスだと、空気の読めない女性が朝の出発前の時間帯に、ダラダラと化粧やヘアセット等の身支度で限られた洗面所を長時間占領し、男性が迷惑を被るパターンが多々あります。
あくまで”共同”であるということを忘れている迷惑な方がいらっしゃると残念な気持ちになりますが、西アサヒでは洗面所が3つもあるので、まあ大丈夫でしょう。実際に、誰かが使っていて使いたいときに使えなかった状況には遭遇しませんでした。
▲ドライヤーもあり!使用は6時~24時まで。威力は弱めで静音系のドライヤーです。使用は各自自由ですが、ガーっていう音はやはり騒音ですので、深夜には使えません。
▲ 洗濯機と乾燥機(有料)。洗濯機¥200、乾燥機¥100/30min。
ドミトリーやリビングスペースなどは思いの外広々としていて使い勝手が良いのですが、シャワールームは脱衣所がめちゃめちゃ寒いし、シャワールームも狭めです。一応、必要な設備はきちんと整っています。シャンプー類もついてます。さすがに化粧落としまではありませんでしたが。
▲ シャワールームは狭い、寒い、あんまり使い心地はよくないかもしれないけど、ゲストハウスの中では上位クラスだと思う。
シャワールームは2つあります。シャワーはすごく良かったんですが、個室はやはり狭いです。シャワーと脱衣所の間が扉ではなくて、カーテンであるため、シャワーの水がカーテンの隙間から漏れ出て、脱衣所がビショビショになります。
そのため分厚いカーペットが敷かれてはいるんですが、やはりカーテンはちょっとイマイチでしたね。きっと理由があるんでしょうね、扉にしちゃうとめっちゃカビが生えてきちゃうから仕方なく、仕切りをカーテンにして換気が良くなるようにしているとか、あり得ます。
また、”狭い”と言いましたが、色んなゲストハウスの中では、これでも結構広い方だったりします。もっと狭いところも余裕であります。上位クラスの設備でこの位ですので、色々と諦めましょう。
西アサヒの宿泊者限定モーニング!ビュッフェかタマゴサンドセットで優雅な朝の時間を過ごそう
素泊まりのプランしかありませんので、朝食は宿泊料金にはついていません。しかし、西アサヒは宿泊者にのみ開店前の喫茶店を開放して、モーニングをやってくれます。食べたい人だけ、別料金を支払って食べるシステムです。
- モーニングビュッフェ:¥500
- タマゴサンドセット:¥900
いずれも、ドリンクがついていて飲み放題です。
▲ ジャムとバターもご自由に
ビュッフェといえどゲストハウスですのでそれほど大したものではなく、簡易的ですのでそのあたりはご注意を。私はビュッフェではなく、タマゴサンドセットを注文。ドリンクは、アイスコーヒー、アイスティー、アップル、グレープフルーツ、オレンジ、ホットコーヒー、等が置いてありました。飲み放題です。
▲ ドリンクはセルフサービス。
かなり有名な西アサヒのタマゴサンド / 歴史70年、円頓寺で愛され続けたインパクト大な昭和のタマゴサンドは健在
西アサヒのタマゴサンドは、名古屋の中でも結構有名です。商店街の方々の力を借りて、忠実に再現・復刻させたそうです。見た目が華やかですし、とんねるずのきたなしゅらんで紹介されたこともあり、テレビにも登場したことがあります。
レビューサイトにも、「美味しい!」というコメントが多く、西アサヒのタマゴサンドには、根強いファンがたくさんいます。そんなタマゴサンドを私も頂いてみたのですが、私はあんまり好きじゃなかった(おい)
▲中庭にある祠には、珈琲のお供えがされていた。さすが喫茶店。かなり大事にされていて、毎日しっかりとコーヒーをおそなえしているんだとか。
観光客のため、店内の一角にはずらりと観光パンフレットが並んでいます。名古屋って、何故かはわからないのですが、他の観光地に比べて、作られているパンフレットの種類が少ない気がします。こうやって、一か所にまとめてくれていると楽ですね。
▲ パンフレットすら内装デザインの一部と化している。
以上、西アサヒの特集でした。 喫茶店兼ゲストハウスというおもしろい店舗です。別館出店のクラファンをやっているのを見かけたので、そろそろ2号店が出来ると思います(適当)快適に過ごしたい方、喫茶店の雰囲気が好きな方は、西アサヒのゲストハウスに宿泊すると、旅の彩りが増すはず。
名古屋はほとんど、降りた事のないところ。
最近の朝さんのブログを見て、おもしろそう!
と是非、行ってみたくなりました。事細かなお宿内部の写真と説明がとても参考に。
御朱印だけでないおもしろさが いっぱい❣️
名古屋は「グルメしかない」とよく言われがちな観光地なのですが、掘ってみると意外とおもしろい場所もたくさんあるんですよね!
ありがとうございます。
ぜひ名古屋、行ってみてください(^^)/