福井城跡スタンプ休日の押印について/福井の由来「福の井」の水で淹れたお茶

福井城跡は、現在の福井県庁の敷地内にあります。2017年に続日本100名城に登録されたことを受けて、最近観光客が増えたスポットです。合わせて山里口御門の復元工事も行われ、そのお披露目もなされました。

福井城のスタンプ類は全て、福井県庁の受付に設置されています。県庁の中ですので、休日の観光は注意が必要です。

福井城跡のスタンプ

▲続日本100名城スタンプ137福井城

▲福井城の登城記念スタンプ

▲福井県庁の来庁記念スタンプ

福井城は、続日本100名城に登録されているので、例の茶色冊子を持ち歩いている人を付近で多く見かけます。福井城の続100名城スタンプは、福井県庁の正面玄関1階入ってすぐ左手にある受付カウンターの隅に常設されています。

▲福井県庁。

上記の画像の通り、100名城スタンプの他にも、登城記念スタンプや福井県庁のスタンプもあります。全て同じ場所に4つとも設置されていました。

福井県庁はお役所ですので、平日の時間帯(8:30~17:15)しか開いていません。土日祝日の観光で福井に訪れた人は、県庁の開庁時間に注意しましょう。

休日(土日祝)の続日本100名城スタンプ押印

平日8:30~17:15の時間帯以外、特に土日祝などは福井県庁が閉まっています。閉庁時は、押印済みの用紙が配布されているので、こちらを持って帰りましょう。用紙は、山里口御門のやぐら門」2階に設置されています。下駄箱の上に小さく置いてあったので、わかりにくいかもしれません。よく探しましょう。

櫓門。高石垣に挟まれて建っている。門の上に櫓が設けられているので櫓門といいます。内部は武器庫に使用されていた。画像右端の階段を登ると、櫓門2階へ行ける。

福井の地名の由来「福の井」福井城天守台跡

「福の井」は、福井城の築城当時から天守台にあったといわれている井戸です。1775年の絵図に「福井」とつけられた井戸が描かれていました。まさに現在の”福井”の地名の由来が「福の井」といわれているのです。

といいつつ、実際のところは別の説の方が有力だったりします。元々、福井城は「北ノ庄城」という名前だったのですが、北の字が「敗北」を連想することから、福井藩三代藩主の松平忠昌が「福居」に改名し、それが次第に「福井」になったと考えられています。

福井地震(1948)によって大きく歪んでしまった福の井は、震災後に大幅に作り換えられています。現在残っている福の井は、福井地震前のものに復元されたものです。深さ5.1m、水深は2.1mです。

▲福井震災の崩壊の跡が残る崩れた石垣。自然の威力を感じざるを得ません。

▲福の井の内部。

▲福の井の傍では、福の井の水で淹れた福井県産茶が無料でふるまわれていて、1杯頂きました。すっきりしていて余分な渋み等が無く、ほんのり甘さを感じる美味しいお茶でした。

福井城主、福井藩初代藩主の結城秀康公

福井城主は、結城秀康ゆうきひでやすから始まりました。結城秀康は徳川家康の次男で、福井藩の初代藩主です。

慶長5年(1600)、徳川家康の次男である結城秀康が越前68万石の大名として入国し、その翌年から6年の歳月をかけて、柴田勝家の築いた北ノ庄下を大規模な城郭と城下町に築き直しました。その遺構が現在の福井城です。

当時の福井城は広大な城で、五階建て高さ30mもの天守がそびえたっていたそうです。しかしながら、1669年の大火によって天守を含む一帯が焼失。そのまま福井城の天守は再建されることがありませんでした。

復元された山里口御門

山里口御門は、築城当初からあった門です。大火で焼失しましたが、再建されました。歴代藩主は、この山里口御門を通って本丸へ向かっていたと考えられています。

棟門むなもん。柱には欅材が使われている。山里口御門に使用されている木材のうち、約6割が福井県産の木材である。

福井城跡の観光情報

  • 開館時間:7:00~18:00(門は終日開放されています)
  • 拝観料:無料
  • 駐車場:なし

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