日光東照宮の輪王寺薬師堂『鳴龍』の御朱印を頂きました。頂き方や場所、注意点をまとめました。
薬師堂は、日光東照宮の境内の中にある輪王寺に属するお寺です。陽明門の手前、向かって左方向に進むとあります。日光東照宮の拝観券(1300円)で薬師堂も拝観することができます。
輪王寺薬師堂・本地堂『鳴龍』について
「鳴龍」で有名な薬師堂は、日光東照宮の境内にあるんですが輪王寺なのです。薬師堂は、本地堂とも呼ばれます。
本地とは、本来の仏という意味です。荒れる世の中を治めた家康は薬師如来の生まれ変わりと考えられたんです。それで、薬師如来を祀りました。
▼薬師如来についてはこちら
薬師堂
『鳴龍』はかなり有名だということもあり、薬師堂は多くの人で賑わっていました。大人も修学旅行で来ている学生さんたちも色々、ごった返しています。
薬師堂の天井に描かれているのが『鳴龍』です。龍の顔の真下で、柏木を打つと鈴の音みたいに響きます。その場所以外のところで打ったら、普通に鳴るだけなんですが、龍の顔の真下部分で音を出したときだけ、そんな風に共鳴するんです。
『鳴龍』ってどうやってお参りするの?薬師堂の参拝方法
鳴龍を拝観するのに、拝観料を別途納めるわけではありません。日光東照宮の拝観券に「鳴龍」の半券がくっついていますので、日光東照宮へ入った人は全員、薬師堂にも入ることができます。

靴を脱いで、係の方の誘導に従い中へ入ります。説明や鳴龍の音色を聴いたあと、薬師如来についている『十二神将』がずらーっと並んでいますので自分の干支を探してお参りしましょう。
鳴龍参拝で一番有名な授与品は『鈴鳴龍守』!綺麗な美しい音色
鳴龍の参拝が終わると、授与品コーナーへ行くことができます。ここで一番有名なのは、『鈴鳴龍守』です。通常色は各1000円、金色は2000円です。 普通の鈴とは違って、”シャラシャラ”という綺麗な音色なのです。
お守り💞
鈴鳴龍守
kami7 https://t.co/QSvIaPfBOJ pic.twitter.com/fLig3HIdQx— 磯部照子 (@love176456111) 2016年10月23日
『鳴龍』の御朱印の貰い方と注意点
鳴龍の音色を聞き、自分の干支に参拝をした後に案内される、授与品コーナーの端でいただけます。鳴龍御朱印の初穂料は300円です。輪王寺はお寺ですので、御朱印帳を神社用とお寺用で分ける派の方はご注意ください。
「日光東照宮」「東照宮奥宮」と、2つの御朱印を神社用の御朱印帳に頂いてきた流れで、「鳴龍」も同じ御朱印帳に頂いちゃって後悔する方が後を絶ちません。w
私は分けていないので、関係ないんですけれどもね。
鳴龍の御朱印帳
鳴龍の御朱印帳も同じところで拝受できます。少しミニサイズの御朱印帳です。金でプリントされた金龍がとても素敵です。
陽明門の両脇に『鐘楼&鼓楼』
釣鐘と太鼓が納められている建物です。写真左側建物が『鐘楼』です。鐘楼の近くには、朝鮮鐘が置かれています。
『鐘楼』(右側)
朝鮮鐘
『鼓楼』(左側)
オランダの東インド会社が奉納した『回転灯籠』
オランダの東インド会社から奉納された回り燈篭です。上下逆さまの徳川家三つ葉葵紋が施されているところがポイントです。
葵紋は何で逆さなのか?
この逆さの葵紋にはどういう意味があるのでしょうか。実は、逆さであることには何か特別な意味があるわけではないのです。作るときに単にうっかり間違えただけだそうです。
『飛び越えの獅子』
鐘楼・鼓楼の近く、陽明門への石段の両脇にあります。
柵を乗り越えて、ちょうど着地しようとしている様子に見えることから、このように呼ばれます。