岐阜の白川郷(Shirakawa-go)の観光を紹介します。合掌造り民家園は有料で見学可能でして、2階・3階にも上がって見学できます。
白川郷は、1995年に世界遺産に登録されています。世界遺産に登録されてから、観光客は急増。実際にも、たくさんの人であふれかえっていました。
結構広いので、しっかり観光するなら所要時間は3時間くらいみておくと安心です。
目次
- 白川郷を旅する|動画
- 「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は世界遺産! Historic Villages of Shirakawa-go and Gokayama
- 合掌造り民家園で内部構造をじっくり見学しよう|Gassho-zukuri Minka-en(Entrance fee: ¥600 )
- かたりべの館(東屋荘松家板倉)2階にはミニチュア模型がある
- 白川郷の民家園ではきれいな紅葉も楽しめる
- 中野義盛家では2階・3階へ入れる!養蚕の道具や合掌部分を中から見学することができる
- 中野義盛家の2階!養蚕の道具が展示されている |Nakano Yoshimori House
- 中野義盛家の3階!合掌造りの屋根から差し込む光が幻想的!屋根裏を見学
- 火のみやぐら|白川郷では火事が大敵
- 山下陽朗家は白川郷に現存する最も古い民家!Yamashita Haruro House
- であい橋は大混雑!バスツアーもさかん
- であい橋を渡って白川郷の集落へアクセス!
- 白川郷集落でコーヒー休憩を!「文化喫茶」
- 茅葺き屋根の鐘楼門が迎える明善寺!
- 城山天守閣展望台からの景色を楽しむ
- 他にも白川郷の見どころはたくさん!
- 「脇本」で蕎麦を食べる|脇本は飲食した人なら駐車場が無料で使い放題!
白川郷を旅する|動画
Shirakawago World Heritage Site|Gifu Japan|岐阜白川郷
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「白川郷・五箇山の合掌造り集落」は世界遺産! Historic Villages of Shirakawa-go and Gokayama
白川郷は集落なのですが、入って見学できるのです。白川郷には「合掌造り民家園」という野外博物館がありまして、合掌造りの民家の中の構造を見ることができます。
さっそく行ってみましょう!
合掌造り民家園で内部構造をじっくり見学しよう|Gassho-zukuri Minka-en(Entrance fee: ¥600 )
こちらは、野外博物館の「合掌造り民家園」です。入園は有料で、大人600円かかりますが、白川郷に来たならばぜひとも寄るべし。
県重要文化財指定の9棟をはじめ園内には全25棟の合掌造りがあり、水車小屋、神社、寺本堂などをかつてのままに移築しています。
合掌造りの2階・3階もご覧いただけます。
白川郷野外博物館「合掌造り民家園」の拝観券・チケット |入場料・料金情報について
- 大人¥600
- 子供(小・中・高)¥400
園内の観光客は、程よくまばらでした。ほとんどの皆さんは、後ほど紹介する「であい橋」の方へ真っ先に向かっていて、合掌造り民家園を素通りしている方々も多かったです。
せっかくですので、ぜひ寄った方がいいですよ。
白川郷合掌造り民家園の記念スタンプ
合掌造り民家園の入り口を入って、入館券を買うところの近くには、記念スタンプが2種類置いてあります。
裏紙が、スタンプ台の引き出しの中にひっそりと入っているので、紙を持っていない人は、それを利用しましょう。
私は忘れたので、しっかりと裏紙に…よく見ると、文字が透けちゃってますね。しかも右側の青インクのスタンプは、押すの失敗してまして色々残念です。
かたりべの館(東屋荘松家板倉)2階にはミニチュア模型がある
民家園に入ってまず最初にあるのが「かたりべの館」です。
1階では映像が流されていて、2階には合掌造りのミニチュア模型があります。
ここから4km離れた白川村木谷より移築した旧東屋荘松家の板倉。明治32年(1899年)の建築と伝えられています。
この板倉は、東屋荘松が同町萩町の大工・福地藤作に依頼して建てられたという。
白川郷の民家園ではきれいな紅葉も楽しめる
このように、白川郷の民家園では、美しい紅葉も楽しめます。赤や黄色などの色とりどりのグラデーションが非常に素敵です。
中野義盛家では2階・3階へ入れる!養蚕の道具や合掌部分を中から見学することができる
民家園の中を見学できるところがあります。それがこちらの「中野義盛家」です(右側)
結構楽しめますので、3階までしっかり見学して行きましょう。ちなみに左側の建物は「股建小屋」といいます。
加須良集落からの移築。部屋の中央に架かるウシノキ(大梁)は、園内の民家の中でも特に太くしっかりとした骨組みをしています。
草木染め体験(要予約)のほか、養蚕の道具も展示しています。
中野義盛家の2階!養蚕の道具が展示されている |Nakano Yoshimori House
階段が結構急なので、気を付けて下さい。2階へ上がると、蚕業の道具の展示があります。木造の木が良い雰囲気を醸し出していました。
中野義盛家の3階!合掌造りの屋根から差し込む光が幻想的!屋根裏を見学
3階へ上がりましょう。合掌部分を内側から見ることができます。太陽の光が差し込んで、非常に幻想的でした。不思議な空間です。
屋根が「合掌造り」という急勾配なつくりになっているのは、豪雪地帯だからです。
雪の重さで建物が潰れてしまわないように、このようなつくりになっています。雪下ろしの負担を減らすため、という理由もあります。
もう一つ、3階でしっかり見ておきたいのが「床」です。ちょっと歩くのが怖い。
養蚕などの産業用スペースとして使われていました。このような、産業に大いに活用していく機能を備えた建物としての評価もあって、世界遺産に登録されたのです。
ねこだやかんじきなど、農工具の展示もある
豪雪地帯ならではの道具、「かんじき」等の展示があります。
かんじきとは
飛騨独特の曲げ木細工でできており、雪にはまったり滑ったりしないように履いた、雪深い白川郷の必需品です。
火のみやぐら|白川郷では火事が大敵
こういう建物群ですから、火事は大敵です。一度大火事が発生すれば、村ごと焼け野原になってしまう可能性があります。
白川郷の村総出で行う防災訓練も風物詩ですよね。
山下陽朗家は白川郷に現存する最も古い民家!Yamashita Haruro House
こちらも公開されている民家です。「山下陽朗家」は、白川郷にある中で最も古い民家です。
島集落から移築したもので、18世紀中頃に造られた合掌造り初期の建築物。
チョウダ(寝床)の境に帳台構えという古い形をみることができます。
他にも「鳩谷八幡神社」や「お休み処」、「お土産屋さん」なども民家園の中にあります。
結構広くて全部をくまなく回るのは疲れますので、ところどころでゆっくり休憩しながら見学していきましょう。
合掌造り民家園のお手洗い・トイレ
民家園の中には、お手洗いは3箇所あります。
- 入り口近くの売店
- 村瀬忠正家
- 浅野忠一家
白川郷合掌造り民家園の営業情報
- 住所:〒501-5627 岐阜県大野郡白川村荻町2499
- 入園料金:大人¥600、小人¥400
- 営業時間:8:40~17:00(3月~11月)、9:00~16:00(12月~2月)
- 休園日: 4月~11月は無休、12月~3月は木曜日定休、年末年始はOpen
- 駐車場:国道の156号線に『せせらぎ公園小呂駐車場』(¥500)があります
であい橋は大混雑!バスツアーもさかん
こちらの橋は「であい橋」です。遠目に見ると、すごく賑わっているのがわかりますね。
白川郷の記念スタンプ|白川郷観光協会
であい橋の付近には、観光案内所があります。そこには、白川郷の記念スタンプがあります。地図もありますので、さっと立ち寄ることをおすすめします。
であい橋を渡って白川郷の集落へアクセス!
この橋を渡ると、白川郷の集落へ行くことができます。一気にタイムスリップするかのような感覚。であい橋を渡りきると、まるで違う時代に来たかのようです。
であい橋は1993年に完成した橋で、全長は107mです。横幅は、広いところで4m、中央付近は1.5mです。大人が普通にすれ違えるくらいの幅はあります。
造りはしっかりしていて、不安定な吊り橋というよりは、歩道橋みたいな感じです。多少は揺れますが、そんなに怖くはなかったです。
この川は、「庄川」といいます。ちょっと色が白っぽいですよね。このことから「白川郷」と名前がついたといわれています。
橋は「吊床板形式」で作られています。両端を引っ張って固定してまして、全体は緩やかなたるみになっています。
白川郷集落でコーヒー休憩を!「文化喫茶」
集落の中には、喫茶店もあります。
おしゃれな外観ですよね。ぜひ一杯、珈琲を頂いてみたかったんですけれども、 営業終了してました。残念。
茅葺き屋根の鐘楼門が迎える明善寺!
明善寺鐘楼門は、白川郷の中でも有名です。記念写真を撮ろうとする人々が絶えずいまして、かなりの人気スポットです。
浄土真宗の古刹で、江戸時代末期に建てられた本堂、庫裡(くり)、鐘楼門はみな茅葺き屋根。
合掌造りの庫裡は規模も大きく5層建て。2階は郷土館として農具や生活民具などを展示している。
囲炉裏の間ではお茶を飲み一服できる。
明善寺庫裡郷土館(Entrance fee:¥300)
先ほどの「明善寺」は無料で見学できますが、そのお隣にある「明善寺庫裡」は、300円の入館料がかかります。
とても大きな造りの建物で、民具が展示されています。お茶スペースもあって、休憩するのにぴったりです。
明善寺庫裡郷土館の営業情報
- 住所:岐阜県白川村荻町679
- アクセス:せせらぎ公園駐車場から徒歩6分
- 料金:¥300
- 営業時間:8:30~17:00、12月~3月は9:00~16:00
- 休園日:不定休
昔の日本の路地感がすごい(昔の日本知らないですけど(笑)こんなわくわくする感じの路地を通りつつ、白川郷を満喫。
城山天守閣展望台からの景色を楽しむ
白川郷といえば、展望台から眺めた景色が有名ですよね。
ttps://www.jalan.net/news/
これは、「城山天守閣展望台」からの景色です。ちなみにこの展望台へはシャトルバス(¥200)で行けるのですが、結構混んでます。満員バスになってることが多いです。
紅葉やライトアップ時期などイベントがある期間はもちろん、それだけでなく休日前後も混雑します。基本的に混んでると思った方が良いです。
私が白川郷へ行ったときは、ちょうど紅葉まっさかりでライトアップ期間でしたので、激混みでした。
ぎゅうぎゅうに人が詰まったシャトルバスが山を登っていくのを遠くから見て、展望台へ行くのはやめました。
食事処・城山天守閣が開放している展望スポット。高台にあるため、荻町の合掌造り集落を一望することができる。
ライトアップ時期は混雑必至。
城山天守閣展望台の営業情報
- 住所:岐阜県白川村荻町889
- 駐車場:あり(40台)
- アクセス:せせらぎ公園駐車場徒歩25分
- 料金:なし
他にも白川郷の見どころはたくさん!
全部はいけなかったので、ご紹介だけ。
和田家
ttp://www.giftgift.sakura.ne.jp/
築300年以上の歴史をもつ白川郷最大級の規模を誇る合掌造りで、国指定重要文化財。江戸時代名主や番所役人を務めた旧家で、館内の柱や梁などは豪壮な造り。
1階と2階が開放されており、合掌造りの構造や生活用具などを見学できる。
神田家
ttp://www.shirakawa-go.gr.jp/
江戸時代後期に、加賀藩(現在の石川県)の宮大工が10年かけて建てたという合掌造りの民家。往時は養蚕が主な営みで、床下では煙硝作りも行い生計を立てていたという。
館内は最上階まで、見学でき、昔の生活用具の展示もある。
どぶろく祭りの館
ttp://shirakawa-go.org/
白川郷各地で秋になると順次開催されるどぶろく祭りを紹介。人形や萌希、大型スクリーンなどでわかりやすく解説している。
入館者は、荻町集落にある白川八幡神社内で醸造された、甘酸っぱいどぶろく酒の試飲もできる。
「脇本」で蕎麦を食べる|脇本は飲食した人なら駐車場が無料で使い放題!
おなかが空いたので、民家園の近くにあった脇本で昼食。飛騨牛の丼ぶりもありまして、お昼時は結構人気店で混雑しますけれど、時間帯を外せば空いてますよ。
「脇本」は、 そこで食事をすると、そのまま駐車場に車を止めっぱなしで白川郷の観光をして良いのです。つまり脇本で飲食すると駐車場代が無料になります。
どうせ食べるなら、ここで頂けばお得かもしれませんね。
ただし、であい橋付近には軽いスナック系のもの(飛騨牛串や飛騨牛コロッケ)もあります。
そういうので済ませる場合は、せせらぎ駐車場(1日500円)に止めちゃった方が安く済むのかも。どちらが良いかはお好みで。
以上、白川郷の観光をご紹介しました!
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