【福岡大仏】東長寺(祇園)情緒あふれる承天寺通りと千年門で中世の博多を感じる/歴史と伝統の博多旧市街歩き

東長寺とうちょうじには「福岡大仏」があります。大仏といえば、奈良や鎌倉を思い浮かべる方も多いかもしれませんが、福岡にも立派な大仏さまがあるのです。福岡大仏は木造座像としては日本一の大きさです。

また、日本で最初の密教霊場でもあることから、多くの観光客が参拝に訪れるお寺でもあります。東長寺の拝観は無料、大仏の拝観は別途有料(50円でロウソクを買う必要がある)です。

東長寺「福岡大仏」の御朱印と御朱印帳

大仏殿の建物1階の寺務所で御朱印をもらえます。窓口でお願いして300円納めました。ご本尊と梵字が書かれた素敵なデザインですね。

東長寺オリジナルの御朱印帳も頒布されているので、気になる方はそちらもどうぞ。

▲寺務所。

東長寺の由来と歴史

博多駅から徒歩10分、祇園駅からは30秒ほどの好立地にある東長寺、大博通りにある大きな山門が目印です。

東長寺は弘法大師が博多に滞在している間に作られたお堂で、日本で最初の密教霊場。九州88ヵ所百八霊場の第1札所でもあります。”真言の教えが東へ長く伝わるように” という願いを込め、「東長寺」と名付けられました。

本堂は非常に大きく、その迫力に圧倒されます。博多の街中にいることを忘れそうになりますね。歴史がある有名なお寺であることから、海外からの観光客にも人気の場所です。

▲東長寺の本堂。

本堂に安置されているのは、「千手観音」「弘法大師」「不動明王」の3つの像です。国の重要文化財にも指定されているものです。2月3日節分大祭、6月15日弘法大師誕生祭、10月20日土砂加持法要のみご開帳されます。

本堂の前には観光案内のボランティアスタッフがいて、東長寺の歴史や博多の話を気軽にしてくれます。東長寺が福岡市の観光要所として、重視されていることがうかがえます。

福岡大仏の拝観/高さ16mの巨大大仏と地獄極楽めぐり

平成に完成した福岡大仏、高さは10.8m(光背も含めると16.1m)もある巨大な仕上がりです。木造座像としては日本一の大きさを誇ります。

実物を見るとかなりのド迫力ですので、博多観光では外せません。10.8mの高さは、108の煩悩の数に合わせて設計されたようです。 参拝時間は9時から16時45分まで。

▲福岡大仏の巡拝はこの階段から。

2階は撮影禁止でした。大仏の拝観をするには、入り口で50円を払い、ロウソク1本と線香3本を購入します。示された場所にロウソクと線香を納めてから、大仏が安置されているお堂の中へ。

10.8mもある大仏を見上げると、随所の装飾に目が行きます。大仏さまの周りによく目を凝らすと、ぱっと見、ただの点がいくつもあるだけ……もっとよく見るとそれは点ではなくて、小さい大仏さまがびっっしりいらっしゃることに気がつきます。その数約5000体。

福岡大仏の台座下ではご戒壇巡りができるようになっています。ここでは「地獄極楽めぐり」と呼ばれていて、”死の世界を体験し再び生の世界に戻ってくることで、穢れを祓う” との意味が込められています。

戒壇めぐりでは、手すりを頼りに真っ暗闇の中を進みます。途中で輪っか(仏の輪)を触るのがポイント。

▲六角堂。

この辺りで六角堂は珍しいそうです。博多の商人が西側の商人たちから財産を集めて建てた仏殿で、各6面には6体の仏像がそれぞれ安置されています。

毎月28日にご開帳され、それ以外の日は見学することはできません。

▲五重塔。

鮮やかな朱色に染まる五重塔には目を引かれます。大日如来が祀られていて、建物は全て檜で作られています。5層目には、空海が唐から持ち帰ってきた仏舎利(釈迦の骨)が収められているそうです。

福岡藩主・黒田家の墓所/黒田家の菩提寺

東長寺は、福岡藩藩主・黒田家の菩提寺としても有名です。ここには、黒田家の三藩主が葬られています。周囲には殉死した部下たちのお墓もあります。

  • 黒田忠之(二代)
  • 黒田光之(三代)
  • 黒田治高(八代)

墓所は当時そのままの姿であることが数々の研究からわかっています。福岡藩の歴史を語る貴重な史跡ですね。

承天寺通りと千年門/中世博多の趣を感じる

承天寺じょうてんじ通りは歴史地区として整備された美しい景観の通り。博多千年門もあり、情緒あふれる街並みになっています。

博多バスターミナルから徒歩10分程の場所。東長寺を参拝して、承天寺通りを歩き、博多千年門をくぐって博多駅まで戻るコースで楽しんできました。博多駅に近いにも関わらず、静かです。

▲承天寺通り。両側にお寺が並んでいる。

真ん中が車道なので、普通に車が通るのが多少残念だったかも。

▲御朱印がもらえるところもあります。

▲博多千年門。

千年門(せんねんのもん)は地域の繁栄のために、住民・企業・行政が協力して平成26年に完成させた新しい門です。博多から太宰府政庁への官道にあった「辻堂口門」を参考にして作られました。

ここから博多駅へ向かい、博多旧市街散策は終了。御朱印を集めている方は、「警固神社」「櫛田神社」にも寄るとよいかと。合わせて徒歩でも巡れます。

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