宗像大社沖津宮逢拝所は、普段立ち入ることができない沖ノ島にある沖津宮を逢拝(参拝ではない)できるように作られた場所です。
現在は1か所しかありませんが、以前は複数あったようです。
レンタサイクルで沖津宮逢拝所へ
坂道のアップダウンがキツかった…(どちらかというと帰りの方がしんどかったですが)。大島の沖津宮逢拝所へ到着です。
道は特段分かりにくいこともなく、ほぼ道なりでした。そりゃそうですよね、大島を端から端まで突っ切ってるだけですもんね。
曇りの天気が少し残念ですが、それでもこの光景は想像以上。入り組んだ地形、デコボコと込み入った地形、細い道に萌えます。
広がる海景色
▲海のへりまでやってきました。目の前に広がる海。この左手に逢拝所への階段があります。
▲階段の上から振り返って撮った写真。
沖津宮逢拝所
沖津宮は現在でも365日欠かさず、毎日祈祷がされています。宗像の神職さんが協力して、交代でつとめているそうです。
▲たぶん「墺嶋拝所」と書かれています。「沖島」を拝む場所、という意味でしょう。
▲沖津宮の鳥居。
▲逢拝所からも海の水が見える。
沖津宮は田心姫神をまつる神社です。沖津宮がある沖ノ島は女人禁制。
入れるのは男子のみですが、さらに一般人が入れるのは大祭時だけです(そして参拝希望男性も全員が行けるわけではなく、抽選があります)
大祭の日に沖ノ島へ行けない女性や抽選に外れた男性らは、この逢拝所でお参りをするそうです。「逢拝(=遥拝)」とは、遥か遠くから拝むことを指します。
沖ノ島は大和朝廷が4世紀後半頃から、500年間に渡って国家的祭祀を行ってきた場所です。そのため数多くの品々が沖ノ島から発掘されています。
辺津宮の神宝館には、出土した8万点もの国宝が収蔵・展示されています。
沖津宮逢拝所は無人ですが、御朱印はあります。もらえる場所は、同じく大島にある「中津宮」の授与所です。
沖津宮は “参拝” するのではなく “遥拝” することから、沖津宮の御朱印には、通常「参拝」と書かれる部分が「逢拝」になっているのが特徴です。
▲左が沖津宮のもの。「逢拝」と書かれている。
宗像大社の御朱印めぐりとアクセスについて、詳細はこちらの記事にまとめています。
海岸にも入れる
▲遥拝所の脇道からは海岸に出られます。海岸は流れついたゴミが多く、きれいとは言い難いです。ハングルで書かれたペットボトルがたくさん転がっていました。
▲積まれた石。
沖ノ島「沖津宮」について
▲沖ノ島を歩く神職。
沖ノ島及び沖津宮は通常見ることができない場所ですが、辺津宮の神宝館で開催されていた特別展の中に、写真家の方が撮った沖ノ島の写真展示がありました。
▲沖津宮の本殿。
この記事へのコメントはありません。