『魚津埋没林博物館』2000年前の埋没林と蜃気楼の上映を見よう!富山湾の大自然の不思議に出会う

富山県『魚津埋没林博物館』をご存知でしょうか?今から2000年も前からある埋没林が展示されているスポットで、これは国の天然記念物に指定もされています。

写真を撮る人の技能によっては、映える絵が撮れるということもあって、最近ではSNSでここの埋没林の写真がバズっていたこともあります。

観光で博物館を薦めることはあまりないのですが、魚津埋没林博物館はおすすめできます。展示されているテーマは大きく2つで、「埋没林」と「蜃気楼」です。

いずれも富山湾の大自然。特に蜃気楼といえば魚津というイメージもあり、しかも現物にはなかなかお目に掛かれないので、ここで蜃気楼に触れられるのは大きなメリットだと感じます。

魚津埋没林博物館とは

富山県魚津市にある「魚津埋没林博物館」は、「埋没林」と「蜃気楼」の二つの富山湾の大自然に出会える博物館です。別名「ねっこランド」。

子供向けのキッズスペースもありますし、大人から子供まで楽しめるスポットです。展示されている埋没林は、発掘された現場をそのまま展示室にしたもので、かなりリアルな歴史を感じる空間づくりがされています。

そして2015年にリニューアルされたばかりで、館内が綺麗なのも嬉しい点です。

▲エントランスホールで出迎えてくれる埋没林。

入場料は大人520円、小中学生260円です。館内は有料エリアと無料エリアに分かれているので、料金を支払った場合は首から入館証を下げるように言われます(帰りに返却)

ちなみに、年間パスポートもあってこちらは1300円で1年間入り放題です。コアなファンもいるってことですね。

それから「魚津水族館」にも合わせて行く予定のある方は、共通券(1030円)を購入すると、別々で購入するより240円お得になります。

蜃気楼

入館するとまず通路にずらりと並べられた蜃気楼の写真展を見ることができます。

魚津といえば蜃気楼、ここの近くに「しんきろうロード」なるものがあって、蜃気楼の時期には多くの人が集まります。

蜃気楼の発生条件(一部)

  • 4~5月頃
  • 最高気温が平年以上で1日の温度差が10度以上
  • 晴れが数日続いて、翌日が雨
  • 気温がグッと上がる時間帯
  • 北北東の3m以下の微風が吹いている

蜃気楼は中々発生条件が厳しいもんで、見られた人はかなりラッキー。

▲この日の蜃気楼発生確率は0%…

撮影者:石澤啓一さん(平成25年5月9日)蜃気楼ロードにて

せめて写真でも見ていきたい…!そんな気持ちにお応えすべく並べられた蜃気楼の写真たち。蜃気楼のベストショットをしっかりと見ることができます。

蜃気楼は温度差のある大気層の間で屈折した光が見せる自然現象。

10~20kmほど先の風景が引き伸ばされ、あるいは背中合わせの虚像を伴いながら刻々と形を変える。

春に見られる上位蜃気楼は晴れて気温が上がり風の穏やかな日に発生しやすく、4~5月を中心に平年で10~12回程度観測される。

蜃気楼は、暖かい空気と冷たい空気との狭間で(空気の密度が変わるから)光がまっすぐ進めずに曲がる(屈折する)ことで、遠くの風景がびよーんと伸びたり、逆になったりした虚像のことをいいます。

光は空気の温度が低い方、すなわち空気の密度が高い方に曲がっていきます。

春は気温が高いので空気が暖かく、海面の方が冷たくなります。冬は気温が低いので空気が冷たく、海面の方が温かくなりますよね。

上位蜃気楼と下位蜃気楼という2種類の蜃気楼が存在するっていうのは、このように季節によって、温度の低い空気の位置が入れ替わることによって、光の曲がる方向も逆になるからなんだね、ふむ。

ハイヴィジョンホールにて蜃気楼ムービーの上映会(20分)

  1. 「光と風の芸術 蜃気楼」
  2. 「洞杉の記憶 魚津スギ物語」

博物館2階では映画の上映会があります。上記2本立ての映画で、蜃気楼の動画が見れることから人気のコンテンツとなっています。

上映時間は20分程度で、30分間隔で上映されています。

魚津埋没林

魚津埋没林は、約2000~1300年前に魚津港一体に広がっていた杉の原生林の跡地です。埋没林跡は、海面の高さの変動によって形成されたものです。

魚津港建設の工事で掘り起こした海岸の地中から200株以上見つかりました。

非常に貴重な資料ということで、埋没林の株ではなくてこれが埋まっている土地自体が特別天然記念物に指定されています。

水中展示館

▲巨大水槽の大きさは、16m×8m×1.8m。

水中展示館は、発掘された魚津埋没林を囲う形で作られた水槽です。中の埋没林は、発見された場所でそのまま保存されているということですね。ここ一帯は2000年前には杉の林だったわけです。想像が膨らみますね。

2000年も保存されていたのは、豊富な地下水のおかげであると考えられています。だから海水が入っても腐らずに残ってきたんですね。現在この水槽には、片貝川の伏流水を流し込んで、常に水が循環するようになっています。

水中博物館では、地下からも根っこの様子を見ることができます。その地下の窓からは、埋没林が(光の全反射によって)上下逆さまに見える現象を確認することができるはずだったのですが、上手く見られませんでした、、

乾燥展示館

乾燥展示館に展示されている木は触ってもOK。つるつるすべすべしていて、触り心地は高い家具みたいでした。

魚津で発見された埋没林は200株を超えていて、学術的な調査が済んだ後、それらの埋没林はなんと第二次世界大戦中や戦後に薪としてほとんど使われて燃やされてしまったといわれています。

今では特別天然記念物に指定するような代物を、薪として燃やしちゃってるってやっぱり戦争って色んな感覚バグるから、マジでこわい。

乾燥展示館に残されている埋没林は、戦争を経ても残されていた数少ない埋没林です。

ドーム館

ドーム館は、発掘現場にドームの屋根を付けた展示館です。出土した埋没林がそのままの位置で保存・展示されています。

半分地下になっているんですが、横の壁に書かれている青い線が当時の海面です。どこまでが海だったのかを体感することができます。

ドーム館の周辺は盛り土をされて高くなっており、ドーム館の半地下は現在の海面よりも低い位置にあります。

展望台から富山港を見渡そう

博物館の3階は、展望台になっています。富山港を見渡すことができます。天気が良ければ、遠くのアルプスも見えたりします。

360°グルっと見られるので、海側の景色と山側の景色の両方を楽しむことができます。

魚津埋没林博物館の記念スタンプの設置場所

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魚津埋没林博物館の記念スタンプは、3種類ありました。

設置場所は、エントランス(案内コンシェルジュがいるところ、カフェの隣)です。チケットを買うカウンターとは別の場所ですので、注意しましょう。

埋没林博物館と海の駅蜃気楼の両方へ行くと粗品(クリアファイル)がもらえる

「海の駅蜃気楼」は魚津埋没林博物館のすぐ隣にあります。この後、海の駅の食堂で飲食したので “粗品” というやつを貰ったんですが、レシートはなくても大丈夫でした。結構アバウト。

海の駅のお土産屋さんのレジの人に、埋没林博物館のチケットを見せつつ「あっちの食堂で飲食したんですけど」と伝えると貰えます。ちなみに “粗品” の正体は、謎のクリアファイルです。

▲もらった謎のクリアファイル。

魚津埋没林博物館、おすすめですよ!ほたるいかミュージアムと合わせて、ぜひ行ってみて下さい。

そしていずれは本物の蜃気楼を見てみたい、、

魚津埋没林博物館の営業情報

  • 営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)、無料ゾーンは9:00~19:00(入館は18:30まで)
  • 休館日:12月1日~3月15日の毎週木曜日(祝日は開館)、12月29日~1月1日
  • アクセス:あいの風とやま鉄道「魚津駅」・富山地鉄「新魚津駅」から徒歩30分弱(1.5kmあります)、タクシーなら7分位、市民バスなら10分位
  • 駐車場:あり(無料・100台)
  • 住所:富山県魚津市釈迦堂814

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