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永平寺の御朱印と御朱印帳!達磨御朱印の話/種類・値段・受付時間と場所・サイズ・御朱印帳袋

 

曹洞宗の大本山永平寺えいへいじは福井県の代表的なお寺です。参拝案内もきちんとあったり、御朱印や御朱印帳・御朱印帳袋の頒布もありますので、観光で訪れやすいスポットです。

 

境内はとても広くて、見どころもたくさんあります。僧侶の修行の為の「七堂伽藍」はどれも静かで厳かな雰囲気が漂っています。また、中央の山門・仏殿・法堂は荘厳であり、立ち並ぶ様子は圧巻です。

 

永平寺の御朱印は1種類(達磨御朱印は總持寺)

 

永平寺の御朱印は「承陽殿」の1種類のみです。値段は500円です。承陽殿は道元禅師を祀る廟で、曹洞宗発祥の根源といわれる聖域です。法堂の左方向にあり、近づくことはできますけれども、本殿には一般参拝客が立ち入ることはできません。

 

"永平寺の達磨御朱印" なるものがあるらしいという噂もありますが、これは誤りです。達磨御朱印は永平寺と並ぶ曹洞宗二大本山の内もう片方、「総持寺(神奈川県横浜市鶴見)」で頒布されていた御朱印です。

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Instagram Photo by sanchegoshuin

 

いずれも曹洞宗の規模が大きいお寺ということで、混同してしまった人がいたのだと思われます。ちなみに総持寺の達磨御朱印は、書き手の方が亡くなった為、現在も今後も頒布はありません。

永平寺の御朱印/受付時間と場所 

 

▲整理券に記入をし、拝観前に御朱印帳を預ける。帰りに忘れずに受け取って帰ろう。

 

永平寺は半年ごとに拝観受付時間が変わるので注意しましょう。

 

  • 5月~10月:8:00~17:30
  • 11月~4月:8:30~17:00

 

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▲永平寺の御朱印と御朱印帳が頂ける場所は、こちらの御朱印所。拝観入口を入り、靴を脱ぐところの右手にあります。参拝前の説明を受ける部屋の手前にあるので、うっかり通り過ぎないようにしよう。

帰りはここの目の前を通るというわけではなく、少しだけ離れているので、忘れずに自分の御朱印帳を引き取りに行こう。

永平寺の御朱印帳 値段/サイズ

 

永平寺のオリジナル御朱印帳です。値段は1500円、サイズは18cm×12cmで少しだけ大判のタイプです。種類はこちらの1種類のみです。描かれているのは唐門です。

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▲唐門(勅使門) 

 

授与時間や貰える場所は、御朱印と同じく先程の「御朱印所」です。お寺なので納経帳と書かれていますが、機能は御朱印帳と同じです。

永平寺の御朱印帳袋

永平寺の授与所(御朱印所とは別、一通り参拝順路を巡ると最後に到達する)では、様々なお守りや数珠等の他、御朱印帳袋の頒布もありました。何種類かありましたので、自分の好きなものを選びましょう。 

曹洞宗大本山 永平寺について

 

永平寺は曹洞宗の大本山で、由緒正しいお寺です。1244年に道元禅師によって開かれた座禅修行道場がその始まりです。多くの僧侶が現在進行形で修行に励んでいる神聖な場所です。

 

▲永平寺拝観入り口。 

 

▲永平寺の拝観券

 

永平寺は全体的に写真撮影OKなのですが、修行僧の撮影だけは絶対NGです。逆に言えば、人間以外なら何でも撮って良いということで、観光客にも配慮をしてくれています。また、永平寺山内は全て左側通行です。

 

大きな見どころは七堂伽藍しちどうがらんです。伽藍というのは、寺院の建物のことで僧侶が修行をするお堂のことです。禅宗の主要な伽藍である、法堂・仏殿・僧堂・庫院・山門・東司・浴室の7つを指して、七堂伽藍と呼びます。永平寺では、これらが大きな回廊でつながっていて、順に拝観できるようになっているのです。七堂の配置は座禅をしている姿を表しているともいわれます。

回廊は修行の一環で毎朝綺麗に磨かれていて、どこもかしこもピカピカ

永平寺の見どころ①傘松閣

 

傘松閣での見どころは「絵天井の間」です。参拝順路で最初に訪れる圧巻の天井絵は見る人を楽しませてくれます。昭和初期の著名な画家144名によって作られた、230枚もの色彩画が並ぶ様は壮観です。広間は156畳もの広さがあります。

 

多くが花鳥風月の描かれた美しい画ばかりなのですが、その中に少し嗜好を凝らした画が5枚混ざっています。鯉が2枚、唐獅子が2枚、リスが1枚です。上を見上げて探してみましょう。

 

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▲筆者が見つけられたのは、鯉と唐獅子1枚ずつ。しばらく探したが、リスは見つけられなかった。真上を見上げて探すので、首の耐久性が問題となる。首の筋が先か、リスが先か。

永平寺の見どころ②僧堂

 

「雲堂」と掲げられている建物が、僧堂そうどうです。「雲」は雲水のことで、修行僧を意味する言葉です。座禅・食事・睡眠を行い、修行の基点となる場所で、三黙道場の一つです。1902年に改築されています。

 

堂内中央には智慧の象徴である文殊菩薩が安置されています。その文殊菩薩を囲むように、座禅が出来る席が約90人分作られています。

永平寺の見どころ③仏殿

 

仏殿は、七堂伽藍の中央に位置するお堂で、曹洞宗のご本尊・お釈迦様が祀られているところです。向かって右から、

 

  • 過去(阿弥陀仏)
  • 現在(釈迦仏)
  • 未来(弥勒仏)

の三世それぞれの仏様を表しています。世界平和を願って、お祈りがされます。

 

▲中雀門

 

▲法堂と中雀門

 

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▲法堂へ向かう回廊。隅々までピカピカに磨き上げられていた。 

永平寺の見どころ④法堂

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法堂はっとうは説法の道場です。本堂にあたる場所で、七堂伽藍しちどうがらんの最も高い場所にあります。正面外に掛けられている「法王法ほうおうほう」は、住持が法を説く道場であることを示すものです。

 

 

中央に祀られているのは聖観世音菩薩しょうかんぜおんぼさつです。年に2回ある永平寺での百日修行「制中せいちゅう」では、道場に籠りいつもより厳しく、厳格な修行が行われます。

 

この法堂の中では、制中の一つとして「楞厳会りょうごんえ」が行われます。毎朝のおつとめのさらに前に行われるものですから、その厳しさがうかがえます。

 

 

▲法堂の外に腰掛けて景色を楽しむ人々。 

承陽殿

 

承陽殿じょうようでんは、道元禅師を奉祀している廟です。「承陽」とは仏法をけ伝えるという意味があります。曹洞宗発祥の根源となる場所で、まさに聖域です。

 

▲孤雲閣 

永平寺の見どころ⑤大庫院

 

大庫院だいくいんは、永平寺の台所にあたる場所です。1930年に改築されていて、地上4階地下1階の木造建築です。1階正面には韋駄尊天いだそんてんが祀られています。

道元禅師は食事を作る側の心構えとして「典座教訓てんぞきょうくん」を、いただく側の心構えとして「赴粥飯法ふしゅくはんぽう」をお書きになられています。

 

食事も曹洞宗では大切な修行のひとつなのです。

大庫院前には巨大なすりこぎがある。女が3回撫でると料理が上達し、男が3回撫でるとご機嫌取りが上達するらしい

永平寺の見どころ⑥浴室

 

浴室の正面には、跋陀婆羅菩薩ばっだばらぼさつが祀られています。水によって悟りを開いたといわれています。

沐浴する者千人なりとも、その場浄きこと元の如し」の言葉の通り、自分だけ良ければいいのではなく、湯を大切に扱い、次に入る人に心を配り入浴します。

 

曹洞宗にとって入浴は身も心も清らかになるための修行であり、作法に厳しく行われます。三黙道場の一つ。入浴が行われるのは、4と9のつく日のみです。

永平寺の見どころ⑦山門

 

山門は1749年に造立されたもので、永平寺の中で最も古い建築物です。中国唐時代様式の楼閣門で、全て木組みで作られています。山門の楼上では、毎日修行僧がお経を上げています。

 

永平寺での修行の厳しさが伺えるメッセージが山門には掲げられています。

(ここより先は出家した者のための厳しい修行を行う道場であり、求道心のある者だけが門をくぐることが許される。)

「本気の人だけ来てくださいね」という、中途半端な人を追い返す意味も含まれているでしょう。

 

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山門の両側には、四天王が安置されています。仏教の守護神です。

 

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住職以外、一度上山した者は下山するまで山門を通ることが許されません。もちろん一般参拝者も通れません。

 

"山門を通る"という行為は、曹洞宗の中でも特別神聖な儀式なのです。

 

▲山門と中雀門。

 

 

▲報恩塔。写経を納める塔。納経塔とも呼ばれる。 

大きな荷物の無料預かりスポット

 

京福バスで永平寺まで向かった場合、降りたバス停の目の前に「一休」という飲食店があります。ここでは、永平寺参拝客の荷物を無料で預かってくれますので、トランクなど大きな荷物を持っている場合はありがたく預けてから参拝へ向かいましょう。他にも荷物の預かりサービスを行っている飲食店は、あちこちにあります。

 

私はトランクを引きずっていたので預けさせてもらって、身軽な状態で永平寺参拝をすることができました。 

永平寺の参拝情報 時間/アクセス

  • 拝観時間 5月~10月:8:00~17:30、11月~4月:8:30~17:00
  • アクセス(電車とバス):えちぜん鉄道 勝山永平寺線「永平寺口駅」から京福バス(永平寺門前行/永平寺行)終点下車、徒歩7~8分
  • アクセス(直行バス):福井駅から直行京福バス永平寺ライナーで「永平寺前」(乗車時間30分間)