富山に来たら名物定番駅弁「ますのすし」を食べて帰ろう!

富山県の有名駅弁「ますのすし」。富山旅行の際には、ぜひ頂いて欲しい駅弁です。

行きや帰りの途中の新幹線で、富山の宇奈月ビール片手につまんでほしい、そんなお弁当です。

富山旅の超定番!源のますのすしのご紹介

富山名物といえば、源のますのすしです。お土産としても人気のマス寿司の駅弁です。

パッケージのマスの絵は、画家の中川一政さんが描かれたもので、1965年頃から使われ続けているそうです。

木製の温かみを感じる曲げわっぱ、蓋を開けると笹の葉が敷き詰められています。

笹の葉は香りが良くて抗菌作用もあるので、ますのすしには欠かせない重要な素材なんだとか。

笹の葉を開くと、鮮やかなマス寿司が現れます。プラスチックのナイフがついているので、適宜食べやすいサイズに切り分けることが出来ます。

切り分けたマス寿司片手に富山の地ビールを飲み干せば、新幹線移動の時間が富山旅の旅情あふれる素敵なひとときに変わります。

ほんのり甘みを感じる酢飯とマスの相性抜群

元々は、富山県と岐阜県を流れる神通川から採れた天然のさくらマスを使っていたものの、最近では漁獲量の減少から、北欧仕入れのマスを使用しています。

北欧のマスは非常に肉厚で、脂ノリも良く、とっても美味しいです。

御飯が見えないように敷き詰められていますが、実はマスの並べ方にも美味しさを追求するこだわりがありました。

先に口に入れるであろう中央付近には脂の乗った腹身、外側に背身を配置しています。

こうすることで一口目に脂が乗った旨味の強い箇所を楽しめて、食べ進めていくとさっぱり食べ終えられます。食べる人への細やかな配慮がされた逸品です。

また、抜群の相性でますのすしの味の決め手となる酢の調合レシピは、トップシークレットの企業秘密で、株式会社源の中でも、ごく一部にしか知らされていません。

ますのすしは徳川吉宗への献上品だった

ますのすしの起源は、江戸時代にまでさかのぼります。

徳川家の八代将軍・吉宗に富山藩士が献上したことが始まりでした。富山を流れる神通川から採れたマスと越中米を使い、富山の地物で仕上げた献上品に、食通だった吉宗は非常に喜んだそうです。

それ以来、毎年江戸に「ますのすし」が贈られるようになり、”富山名物”として定着していきました。

富山旅のお供に、ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。

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