諏訪の酒蔵『真澄』宮坂酒造でテイスティング!諏訪大社「真澄の鏡」を酒名にした酒蔵

諏訪の酒蔵めぐり、一番奥に位置するのが『真澄』です。現在も全国の酒蔵で使われている「七号酵母」が見つかった酒蔵としても有名です。真澄のお酒は全国区でして、東京や埼玉のスーパーやコンビニでも見かけるくらいのレベルですね。ここにきて初めて、真澄って諏訪のお酒なんだと知りました。

テイスティングは五蔵の中で一番しっかりと、アトラクション風に行ってくれます。店員さんがついてくれて、その日の試飲するお酒を全て丁寧に解説してくれますよ。

「真澄」宮坂酒造

上諏訪駅から酒蔵めぐりを開始すると、一番最後に来ることになる「真澄」は、諏訪で覇権を取っている酒蔵です。真澄から生まれた「七号酵母」は「蔵つき酵母」といって、もともと真澄の酒蔵に棲みついていたものです。育種したものではない、ということですね。この「七号酵母」は多くの酒蔵で使われていて、かなりの横綱級の酵母なのです。このことから、真澄の酒蔵は全国的に有名なのです。

酒蔵めぐりで最後にくるところなので、既にそこそこ酔っぱらっているっていうのが問題でございます。諏訪五蔵めぐり1周目はひとりで、2周目は鮭氏と、3周目は諏訪に旅行しに来た東京の知人とめぐったんですが、全部同じ順番で巡ってしまいました。1回くらい逆周りで巡ればよかったです。

真澄のテイスティングは¥320

五蔵の中で真澄のみ、テイスティングに料金がかかります。といっても一人320円です。受付で320円を支払って、グラスを受けとります。このグラスは試飲に使用しますが、使用後は持って帰ることが出来ます。家に帰ってからの1人飲みで活躍するグラスですね。

  • 純米大吟醸 生酒2017
  • 純米酒 奥伝寒造り
  • 純米 生酒
  • MIYASAKA 美山錦(協会7号酵母を使ったもの)
  • 粕取り焼酎 SUMI25
  • 梅酒

日本酒4本、焼酎1本、梅酒1本を試飲することができました。最大5人くらいが一気にテイスティングに参加することができまして、店員さんがひとつひとつ丁寧に説明をしてくれます。こんなに飲ませてくれるとは。

この中で「MIYASAKA」というお酒が、噂の「七号酵母」の日本酒です。発見されてから70周年になったことを記念して、2016年に新シリーズとして作られたものです。香りは思ったより抑えられてて、穏やか。加えて少し酸味があって、爽やかさも合わせ持つ味わいでした。

「大吟醸 夢殿」と「純米大吟醸 七號」

夢殿ゆめどのは、平成28酒造年度全国新酒鑑評会・金賞、長野県清酒品評会2017にて2年連続首席知事賞、インターナショナル・ワイン・チャレンジ2017・銀メダル受賞、全米日本酒歓評会2017・金賞受賞という、めちゃくちゃ賞を取りまくっている日本酒で、1本6000円します。

七號ななごうは、海外にすごく人気のあるお酒です。フランスやスペインの料理店のメニューに載っているんだそう。バターやチーズなどの乳製品やきのこ類によく合うから、海外向けなのでしょうね。美山錦を原料にして、七号酵母を使って作った日本酒です。こちらは1本3500円ほど。

飲んでみたいなーと思いつつ、さすがにこの2本は試飲できません。買わないとだめですね。いつか「夢殿」と「七號」を買って、長野のブロガーたちと一緒に盃を交わしたいと思ったり。

「純米酒 奥伝寒造り」300ml(¥570)

「真澄」のお土産は、「奥伝寒造り」にしました。こちらも諏訪のコンビニでよく見かける日本酒ですね。七号酵母を使ったもので、気軽に飲めるお酒です。甘口で穏やかな味、ゆっくり飲んで気持ちが安らぐようなそんなお酒でした。和風のよくある夕食、味噌汁・ご飯・肉じゃが・おひたし・アジの塩焼き…みたいなノーマルな家の料理のときに一緒に飲むと合うと思います。日常的に飲む毎日のお酒、という感じでした。ごちそうさまでした。

宮坂酒造「真澄」の営業情報

  • 営業時間:9:00~18:00
  • 定休日:無休
  • 住所:〒392-0006 長野県諏訪市元町1−16

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