八食センターは八戸港で水揚げされた新鮮な魚介が集まる市場です。
地元民に愛されているだけではなく、観光客向けのサービスも展開されています。買った魚介をその場で炭火焼にして食べられる七厘村が特に人気のスポットです。
創業40年以上のこの場所は、1980年に八戸港近くで鮮魚を販売していた小売業者が集まって市場を開いたのがその始まり。「地元住民を大切にする」というコンセプトを掲げ、地域のために営業を続けてきました。
太平洋側南部にあり、イカ・サバ・イワシの水揚げが8割を占めている漁港です。中でもイカの水揚げ量は全国1位。八戸港のフェリーターミナルからは、北海道苫小牧まで旅客船がつながっています。
八戸人気No1観光スポット!八食センターで魚介を楽しむ
休日、平日問わず混んでいる人気のスポットです。
飲食店、魚介販売など様々なお店が約60店舗、軒を連ねています。海鮮丼はもちろん、お寿司屋さんなどもあります。
飲食スペースの中では、炭火焼ができる七厘村が特に人気です。
受付で利用料(大人400円、小学生150円)を支払い、席を確保。その後、好きなお店で食材を買ってきて自分で七厘で焼いて食べられます。
- 水曜定休
- 受付時間:午前9時~午後5時
- 予約:土日・繁忙期以外なら出来る
休日になると、長蛇の列ができるくらいの人気スポットです。家ではなかなかできない豪勢な炭火焼きができるとあって、大盛況です。
お店で食材を購入する際に、七厘村で食べることをお店の方に伝えると食材の下処理もしてくれます。ドリンクの提供もありますので、至れり尽くせりです。
七厘村は水曜日定休(市場棟も水曜は休み)なので要注意です。
魚市場や青果市場はもともと日曜祝日のみがお休みでした。世間で週休二日制が導入されたことを機に、市場関係でもお休みを一週間にもう1日増やすことになりました。週の真ん中の水曜が一番忙しくなかったことから、水曜日をお休みとすることになったようです(諸説あり)
市場内にある「八食市場寿司」もおすすめです。八戸の港で引き揚げられた魚を手軽にいただけるとあって好評です。特に八戸産サバのにぎりが人気です。
もちろん定番の海鮮丼もおいしくいただけます。
八食センターの名物みやげは「八戸産サバの一夜干し」と「いちご煮」です。いちご煮とは、果物のいちごを煮たものではなくて、アワビ等の潮汁にウニを盛りつけた、アワビとウニの贅沢なお吸い物です。お土産用の缶詰は、炊き込みご飯や茶わん蒸しに入れると美味しいです。
八戸の漁師が海水で煮詰めた浜料理がはじまりといわれています。アワビのエキスで乳白色になっただし汁に黄金色のウニが浮かぶ様子が、朝露にかすむ野いちごのように見えたことから、いちご煮と呼ばれるようになりました。
毎年夏は入場無料の野外ライブも開催!八食サマーフリーライブ
八食センターといえば、毎年夏に開催される入場無料の野外ライブ「八食サマーフリーライブ」も有名です。南駐車場に特設ステージをつくって行われる大きなライブで、信じられないくらいの人数が八戸に集まります。
魚介を楽しみたいだけの場合、サマーフリーライブの時期は混雑するため、避けた方が無難かもしれません。
どのバンドが何時に出てくるか等のタイムスケジュールが発表されないのがポイントです。運営曰く、全部のアーティストを見て欲しいから発表しないのだそうですが…色々理由がありそうです。
グルメにお土産にライブまで楽しめる八食センターで新鮮な八戸魚介を楽しみましょう。
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