赤瓦が映える会津若松「鶴ヶ城」会津のシンボルから歴史を学ぶ

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会津の鶴ヶ城は、難攻不落の名城です。戊辰戦争で1ヶ月も籠城して粘った挙句、落ちなかったことから「難攻不落」と呼ばれるようになりました。鶴ヶ城の御朱印(御城印)も頒布されていて、管理事務所でいただくことができます。

市民公園になっているので、観光客だけではなく、地元の散歩している方々もたくさんいます。会津の人の憩いの場としても活用されています。

鶴ヶ城の御朱印(御城印)は管理事務所・観光案内所へ

鶴ヶ城では御城印の頒布があります。天守内ではなく、鶴ヶ城跡の敷地内にある「鶴ヶ城観光案内所(=管理事務所)」にて購入できます。鶴ヶ城天守内にもお土産屋さんがありますが、御城印がもらえるのはそこではなく、観光案内所になりますのでご注意ください。

他のお城の御城印も多々展示されていて楽しいです。お手洗いや自動販売機が近くにあり、休憩場所にもなっています。御城印を頂いて一息ついてから、お城見学をスタートさせましょう。

会津若松城・鶴ヶ城天守閣へ

鶴ヶ城は、室町時代1384年に葦名直盛が造営した館がはじまりとされています。そのあと伊達政宗が城主になり、天守を築くなどして、大きく栄えました。江戸時代に起こった会津盆地の大震災(震度6以上)で、鶴ヶ城は被害を受け、大改修されました。明治7年に取り壊されてしまいましたが、1965年に再建、現在にいたります。

天守の内部は博物館になっていて、入館料を支払って誰でも見学可能です。お土産屋さんも充実しています。

鶴ヶ城の入場券(510円)

特徴的な赤瓦

鶴ヶ城に来たらぜひ、少し離れたところからお城を見てみてください。屋根が赤い瓦で作られていることが確認できます。赤い瓦のお城は、日本で鶴ヶ城だけの珍しい造りです。

鶴ヶ城の瓦はなんで赤いの?
瓦の赤さは鉄分によるものです。会津は豪雪地域なので、瓦に水分が多いと凍って割れてしまいます。瓦に水分が入り込まないように、鉄分入りの釉薬ゆうやく(表面に塗って焼き物をなめらかにする)を塗ってから焼いています。黒い瓦よりも、冬の寒さへの耐久強度が高いため、このような赤い瓦を使っています。

野面積みの石垣

鶴ヶ城の石垣は、野面積みという方法で積まれています。自然にある石をほぼそのまま加工せずに積み上げ、隙間には小さな石を詰め込みます。上記で記載した会津盆地の大震災で天守は傾きましたが、石垣は崩れずに無事だったそうです。

天守5階からの景色

天守からの景色は非常によく、空気が澄み渡っているのか遠くまで見通すことができました。雪景色の山々が見て取れます。

鶴ヶ城稲荷神社

鶴ヶ城には神社もあります。鶴ヶ城稲荷神社は、鶴ヶ城が築城された当初からすでにあったそうです。

御朱印の頒布もされています。

茶室麟閣(県指定重要文化財)

鶴ヶ城の公園内に茶室があります。県の重要文化財に指定されています。少庵(千利休の子ども)が建てたといわれていて、平成2年に復元されました。

有名な茶人、千利休は豊臣秀吉の側近でもありました。詳細は不明ですが秀吉と関係がこじれてしまい、千利休は切腹を命じられてしまいます。その際、千家の茶道が途切れてしまわないよう、子どもの少庵を会津へ逃がして匿ったそうです。当時、会津城主の蒲生氏郷が千利休の茶道弟子だったため、手引をしたといわれています。そうして会津にやってきた少庵が建てた茶室が、こちらの「茶室麟閣」です。

天守閣との共通拝観券で入場できます。

移築・復元されているのは、戊辰戦争降伏時に壊されてしまうことを危惧した会津市内の茶人が、自宅に移して守っていたからです。平成になってから、再び元の場所に戻されました。

茶道を愛する方々が、何とかして繋いできた歴史を感じられる場所です。

桜ヶ馬場蹟で会津名物ソースカツ丼

お食事処二の丸「ソースカツ丼」

バス停「鶴ヶ城入口」近くに鶴ヶ城会館があります。飲食店が複数入っていて、観光途中の腹ごしらえにぴったりです。会津や福島県の名産品や民芸品・漆器などが取り揃えられています。

鶴ヶ城の基本情報

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