浅草「米久」の牛鍋はコスパが非常に良いのです。明治時代から続く老舗のすき焼きといったら、それはそれはお金がかかるというイメージがありますけれども、米久は庶民派にも優しいお値段設定。牛鍋は1人前3,160円から。トクの牛鍋でも3,790円です。いずれもお肉だけではなく、野菜と卵がついています。
お店の外観・内観も、歴史を感じさせる出で立ち。ついでに牛鍋は席で店員さんが作ってくれるという仕様。それでいてこの価格ともなればコスパは最高なのであります。店内には家族連れ、カップル、友人グループ諸々いましたが、一人客も点在。外国人もいました。少し緊張するかもしれませんが、お一人様でもOKなお店です。
浅草「米久 本店」でトクの牛鍋
食べる前にもうおいしい、そんな牛鍋がここにあります。今回はせっかくなので「上の牛鍋」ではなくて「トクの牛鍋」にしてみました。トクのお肉は上よりもサシが入っていて、より美しい模様を描いております。お肉はこんな風に大皿に広がって運ばれてきました。牛鍋には野菜と卵がついてきますが、ご飯は別途注文。
店員さんが座席にある鉄鍋で調理してくれます。しらたきやネギ、豆腐を下に敷いて、お肉をかぶせます。そして割り下をジュワ―っとかける、、あとはグツグツとしゃべる鍋を見つめること数分。卵に沈めてご飯と一緒にいただきます。美味しすぎて無言。
割り下の味付けが良いんですよね。濃すぎず、甘すぎず。少しさらっとしていて、肉に香ばしく絡みます。もちろん、お肉はきちんと柔らかいです。
▲肉に入っているサシの様子。
米久に入店すると、客数分の太鼓が入口で鳴らされます。それもなんだか雰囲気をそそるのです。また靴と引き換えに渡される下足札も味があります。帰りは、これを帳場に出してお会計を済ませます。
確実に再訪したいお店。浅草寺と仲見世通り周辺は混雑していますが、米久がある場所は喧騒から多少離れ、落ち着きがあります。ゆっくり美味しい料理を楽しみたい人は、浅草観光の一部に、米久の牛鍋を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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