「坊っちゃん団子」は有名な愛媛の郷土菓子で、なめらかな餡子で作られた3色団子です。緑は抹茶風味、黄色は卵黄風味、茶色は定番の小倉。小さくて食べやすく、そして可愛いのが特徴の人気のお土産です。
「大変うまいと云う評判だから、温泉に行った帰りがけに一寸食ってみた」という夏目漱石の『坊っちゃん』の一節を元に、つぼや2代目(相原宇太郎)が作ったそうです((ちなみに漱石が当時食べたのは「つぼや湯晒団子」といわれています。一応、現在の坊っちゃん団子とはまた別種類のお菓子。))。
漱石は、松山中学校に勤務していた頃によくそのお団子を好んで食べていた模様。松山に来たらぜひ食べたいお菓子です。
坊っちゃん団子を漱石ゆかりの地「愛松亭」で食べる
- 緑が映える。
- 風鈴の音が爽やか。
「坂の上の雲ミュージアム」「萬翠荘」と見学した流れで辿り着いたのが「愛松亭」。萬翠荘を見学した時に、愛松亭の10%OFFクーポンをもらったので、萬翠荘から先に行くのがおすすめ。
- 愛松亭の割引券。萬翠荘の拝観券を購入した時に貰えた。
愛松亭は、夏目漱石の出発の地。当時は小料理屋でした。英語教師の漱石が松山中学校に赴任し、最初の下宿先として利用していました。庭園に今も残る井戸の水を汲み、お茶を淹れては楽しんでいたそうです。
正岡子規への手紙で「小生宿所は眺望絶佳の別天地」と自慢していた場所としても有名です。
- 愛松亭。
店内内観
- 店内内観。クラシックな内装で優雅な気分になれる気がする。
- 緑に囲まれたテラス席もある。気候が良い日はおすすめ。なおこの日は暑すぎて無理。
駅周辺のカフェと異なり、落ち着いた環境なので店内はほとんど人がおらず静かでした。緑に囲まれ、ゆっくりとした時間を楽しむことができます。ミュージアムと萬翠荘の見学をしてきた後とのこともあり、静かに休憩するのにピッタリなスペースです。
さっそくお目当ての坊っちゃん団子を注文。ついでにドリンクセットにして珈琲も注文しました。
店内には愛媛観光本や夏目漱石関連本など、愛媛にまつわる書籍があって自由に読むことができます。この後の愛媛観光の予定を立てるため、数冊拝借してテーブル席へ持ち込みつつ、珈琲を待ちます。
坊っちゃん団子セットを注文
- 緑は抹茶風味
- 黄色は卵黄風味
- 茶色は定番の小倉
これは可愛い…!個人的に甘いモノはあまり得意ではなかったのですが、これは一度は食べてみたくなる可愛らしさ。3色それぞれにお味があって飽きません((正直にいうと筆者は舌がイマイチなので、3色とも同じ味がした))。
お抹茶とのセットもありましたので、ドリンクはお好みで。今回は珈琲。甘さが全然控えめではない坊っちゃん団子を珈琲で口直ししつつ、小休憩です。
ここ一帯は、松山の定番観光スポットが集まってますので、ルートも組みやすいです。気になるスポットは一度に巡ってしまいましょう。
▼「坂の上の雲ミュージアム」「萬翠荘」「愛松亭」は3点セットで観光するのがおすすめ。
[getpost id=”3540″]
[getpost id=”3515″]
▼歩いてすぐ行ける距離にロープウェーがあり、そこから松山城の見学ルートもあり(ただし、松山城内の見学ではそれなりに歩くので体力注意。)
[getpost id=”3388″]
[getpost id=”3477″]
▼近くの愛媛郷土料理が楽しめるお店。ランチに鯛めしをいただきました。
[getpost id=”3345″]