坂の上の雲ミュージアムの建築で小説世界を愉しむ

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坂の上の雲ミュージアムは、小説「坂の上の雲」の世界を学べる愛媛県松山にある博物館です。特徴的なのはその外観。ガラス張りの壁には、青空と雲が映り込みます。まさに、坂の上の雲をイメージした有名な建築物です。安藤忠雄氏による設計で、総工費はなんと30億円。

「坂の上の雲」は歴史小説ですが、坂の上の雲ミュージアムは、読んだことの無い人でも楽しめるスペースとなっている大型ミュージアムです。

坂の上の雲ミュージアム

 

「坂の上の雲」は司馬遼太郎によって書かれた歴史小説で、構想に10年間もかかったといわれている大作です。松山藩の秋山好古、秋山真之、正岡子規が登場し、日露戦争の時期の日本社会の姿を表した有名作品です。

坂の上の雲ミュージアムの受付(チケット窓口)では松山市のマンホールカードも配付中(無料)です。ぜひ記念にもらって帰りましょう。

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博物館内は、建物の構造を活かした形の見学ルートになっています。この点もたのしみポイント。中央を渡すように設置されている階段もぜひ登ってみてください。

2階では坂の上の雲に関する展示物、3階では明治時代(作品の舞台になっている時代背景)について学ぶことができます。4階は坂の上の雲に登場する主人公たちに関する展示があります。

 

2階の通路には、新聞記事の一覧があり、そちらも見どころ。もともと「坂の上の雲」が新聞の連載だった為です。

店内にはカフェもある

 

2階のカフェでは、軽食が楽しめます。「坊っちゃん」に出てくる坊っちゃん団子もありますし、愛媛の特産品もあります。

また、お土産グッズもあります。文具と書籍類がありました。商品によってはプレゼントがついてくるものもあるようです(後から知った)。

イベントも度々開催されていて、時期によって様々な体験ができます。

正岡子規と一緒に写真が撮れる

 

明治時代を代表する正岡子規は、愛媛松山出身の文学青年です。俳人として成功し、ホトトギス(雑誌)で活躍してきました。そんな正岡子規が座る隣の席が空いていますので、一緒に座って記念撮影しちゃいましょう。

東京大学予備門の学期末試験がある

 

正岡子規が通っていた頃の東大予備門の学期末試験の問題が展示されていました。代数学と幾何学の問題です、腕に自信がある方はチャレンジ。展示には和訳がついていますが、当時は問題文も英語。英文を理解した上で数学の問題を解くという、なんともハードな試験だったそうです。

ちなみに正岡子規はこの試験と次の試験で立て続けに不合格となり、なんと落第してます。数学苦手だったのでしょうか、なんだかその気持ちわかります。

フランス風屋敷「萬翠荘」を眺めて

 

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博物館のすぐ近くにある萬翠荘は、国の重要文化財に登録されているフランス風屋敷です。

ミュージアム2階の窓から森とともにそびえ立つ萬翠荘を眺めることができます。自然に囲まれた大正建築はとっても幻想的な雰囲気。

帰りに秋山兄弟の生誕地(ミュージアムから400~500mの距離)に立ち寄るとさらに楽しめそうです。

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