香川にやってきたなら、こんぴらさん参拝をしないと始まりません。香川県のマストなスポットです。麓からご本宮まで785段、さらに上の奥社まで行くなら、1,368段もの階段を登る必要があります。旅行でわざわざ大変な思いをしなくても…という運動嫌い派閥の皆さんも、ぜひこんぴら参りだけはして欲しい。

登った人にしか感じられない現地の魅力ってあるじゃないですか。とりあえず参道だけでもかなり楽しいです。

それでは行ってみよう。

こんぴら参り!金刀比羅宮へ / 琴電琴平駅からゆっくり歩こう

 

体力に自信がある人でも、重い荷物を背負ったまま金刀比羅宮歩きをするのは辛いでしょう。駅にはロッカーがあり、ここに余分な荷物を置いていければ安心です。身軽な状態で向かおう。

 

駅を出て参道(鳥居)と反対方向を向くと、公園のような広場の真ん中に高灯籠があります。江戸時代、瀬戸内海を進む船の目印にされていたもので、光が沖まで届くように作られました。3千両もかかったそうです(1千両は現在の価値に換算すると1億3000万円くらい)

こんぴら参拝にかかせない「杖」無料と有料、なるべく参道の手前で借りていこう

 

杖は、参道の至る所で貸し出しをしています。お土産屋さんの軒先や道端に適当にあるので、ぜひ借りていきましょう。「私は大丈夫!」そんなあなたも1000段超えたあたりから(借りておけばよかった…)後悔の念に駆られる高度の蓋然性。

 

杖は無料のものと有料のものがあります。有料といっても、場所によりますが100~200円程度です。駅から参道へ向かうと思うんですが、参道の最初の方に出くわすお土産屋さんではほぼ無料貸し出し、どんどん奥へ進むにつれて有料化が進み、階段途中での貸し出しはほとんどが有料です。

後に引けなくなるほど有料になるシステム…?いや、気のせいだろうか。早めに借りるのが吉です。

籠。

微妙に人力で上まで運んでくれるサービスもありますが、利用している人を見かけることはありませんでした。一体誰が利用するんだろうと思いましたが、一生懸命参拝しに来た足の悪いおばあちゃん・おじいちゃんが使ったりするのかもしれないですね(結構お高いです)

こんぴら巡り、参道でのお楽しみはやっぱり食べ歩き&呑み歩きでしょ!足湯と日帰り入浴もある【こんぴら温泉郷】

 

「おいり」は香川の伝統的な嫁入り菓子で、これをまぶしたおいりソフトが人気です。見た目も可愛いし、美味しいです。ソフトクリーム部分は味が数種類あって、選べます。希少糖とか和三盆とか。

食べると幸せな嫁入りができる……そうです……。

 

金刀比羅宮の御神酒として人気の金陵でお土産にお酒を買いました。店頭で試飲もできます。日本酒の他にもいろいろ。缶の地ビールもありました(冷えてる)し、軽く1杯欲しい人はぜひ。お隣にある金陵の郷は無料で見学できます。

 

参拝開始前に腹ごしらえ。炭水化物をしっかりと摂取しておきました。参道にはいくつかの讃岐うどん店が並びます。うどんの手打ち体験ができる「中野うどん学校」もあったりして、こちらも注目スポットです。テレビでよく取り上げられているみたいですね。

それから、足湯もありました。帰りに寄ろうと思ったら、閉まっていたので気になるのであれば行きに入っておくほうが良いかも。

 

 

付近一帯には、こんぴら温泉郷が展開されていて、宿泊者だけでなく日帰り入浴を提供してくれる旅館が数カ所あります。ただし、宿泊予約との兼ね合いで日帰り入浴が臨時休業になったりする場所もあるようですので、気になる施設がある場合は事前に問い合わせを。

今回は「わたやRYOKAN」のお湯をいただきました(帰りに)。歩きまくって溜まった疲れが癒されますな。

参道の道端にあるお店を楽しみながら進みます。食べ歩きだけでなく、お土産も色々と見ながら。「あ、かわいい。買おうかな。とりあえず帰りにまた寄ればいっか」そう思ったお店は、下山(夕方頃)時には全部閉店してしまっていた。行きの段階で欲しいものは買っておくのがおすすめです…(何も買えなかった人より)。

 

喫茶店なんかもありまして、こんぴら参道は至れり尽くせり。

 

見どころをチェックしながら参道・1368段の階段を進む

 

食べ物やお土産以外にも、見どころはたくさん。こちらはたしか100段付近にありました。岡山県から奉納された、備前焼の狛犬です。珍しい。重要文化財に指定されています。徐々に階段の勾配が厳しくなり始めます。

 

金刀比羅宮は海の神様を祀っています。そのため、海や船にまつわる職業人や会社、これからその業界に進もうとしている学生さん等々からの信仰が篤いです。境内には、船に関する奉納品やオブジェが多くあり、それらを発見して鑑賞するのも楽しいです。

 

ここで忘れちゃいけないのが、五人百姓さんたちの販売するべっこう飴。大門をくぐるとすぐの広場に白い傘が5つあり、お土産用のべっこう飴が売られています。この大門から先は神域になっており、商売ができない決まりになっています。

その中で唯一商売することを許されているのが、五人百姓さんたち。何故かはよくわかりませんが、当時からこれらのお店の方々だけここでの商いが許可されてきたそうです。

 

 

さて、表向きな話、商売が許可されているのは五人百姓だけ…となっておりますが、実はもう少し先に資生堂パーラーがあります。美味しそうなドリンクとか美味しそうなパフェとか売ってます。

(あれ?資生堂は商売して良いのか…?)とフツフツ湧いてくる疑問にはフタをして、気が付かないフリを。きっと大人の事情があるのでしょう…(資生堂パーラーには後ほど立ち寄ります)。

 

少し歩くと「宝物館」があります。有料(大人800円)で、多くの文化財が展示されています。

 

(上)宝物館拝観券。大人800円、学生400円、中学生以下無料。

 

特に1階の壁面に飾られた三十六歌仙の額はかなりの見どころ。柿本人麻呂、紀貫之、小野小町、山部赤人…かるた界隈でよく聞く面々の額があります。受付で解説資料ももらえます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

階段お疲れ様でした。ここまで785段、ひとまずのゴール・御本宮に到着です。

元々は海上交通安全の御祈願として有名でしたが、現代では様々なご利益が信仰されているそうです。拝殿の右側には展望台があり、讃岐の雄大な景色を望めます。

 

御本宮で人気な授与品も多々。特に、黄色のお守り(幸福の黄色いお守り)は定番品です。こんぴら狗の根付セットでの頒布もありました。個人的に黄色が好かなかったので頂きませんでしたが、授与所では多くの方々が続々と受け取っていました。

 

拝殿を左に進み、端まで行くと絵馬堂があります。ここはぜひとも見学したいスポットです。下山堂の入り口を一度通り過ぎる場所にあるので、見忘れて帰ってしまわないように注意。

絵馬堂には、航海安全を祈願する企業からの奉納絵馬がぎっしりと納められています。

 

先程ご紹介した御本宮の展望台の近くに、軽いテイストで「奥社→」と書かれた案内板があります。「奥社も行くならこっちだよ~」と軽快なノリで書かれているため、迂闊に向かってしまいがちですが、軽い気持ちで向かってはいけません。

ここまでで785段登ってきましたが、奥社へ行くにはさらに583段あるからです(合計で1368段)。ざっくりともう一回、ふもとから御本宮までの登りを繰り返すくらいの量の階段があります。ご自分の残体力、持ち時間と相談してから意を決して進むことをお勧めいたします。

 

私は長き道のりを承知の上でやってきておりましたので、当初の計画通り、さらに奥社まで向かいます。御本宮までの道よりも、少し足元が悪い箇所がありますが、ガチ登山とまではいかないです。

途中、いくつか境内社があります。

白峰神社

 

普段の筋トレで足を特にいじめていた為、上まで登っても結構余力があり、個人的成長を感じました。以前より明らかに体力がついてる。

 

 

 

奥社でしかいただけない天狗守りは、知人のお土産に。

 

ようやく下山。所要時間は3時間でした。参道の入り口付近でダラダラと食べ歩きをしすぎてしまったため、だいぶ時間がかかってしまいましたが、ささっと行かれるのであれば2時間半程度見込んでおけばよろしいかと思います。

今回のこんぴら参りでは天気に非常に恵まれましたが、もし悪天候だったら私の場合は観光先を変更してると思います。足元がぬかるんでいると、山の道中で危ない人もいるかもしれない。

楽しかったな。来てよかった。

よく読まれてる記事
よく読まれてる記事